男のくせに大きな黒茶色の瞳。
高いシャンプーを使っているわけではないのに細くさらさらな髪。
白くなめらかな肌。



そんなアイツが自分のモンだと思うと多大な優越感に浸る事ができる。














「ん……っぁ……は………」



扇風機さえ回っていない暑い部屋。

夏だというのに窓も開けずただひたすら行為に及ぶ。

何もしてなくても汗が滴るこの場所で余計暑くなるような事をしている自分たちは相当な馬鹿なのだろう。



ぽたぽたと精液なのか汗なのかもわからない液体が床におちる。

この国の大半の人々は眠りに就いているこの時間帯に窓も開けず電気も付けず、部屋には暑苦し空気と青臭い匂いが充満していた。

朦朧としたなかで必死に快楽に耐える恋人の姿を視界に入れながら自分は、また風呂に入らないと、などと呑気なことを考えて、再び腰を揺らす。



「銀さっ…ぁ…」



「ん?」



大きな瞳に涙を浮かべながら自分の名前をひたすら呼ぶこいつを見て、あぁ、可愛いな、と思う。






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行為を終えた後、ふらふらなこいつを風呂に入れてやり、寝かしてやる。



まだ少し濡れている髪に指を絡ませ指先で遊ぶ。



眼鏡に黒髪という一見地味なヤツだが、眼鏡を外すと普通に可愛い。

姉に似て綺麗な顔立ちをしていて、女物の着物で着飾れば、誰も男と疑わない。

中身は都合よく姉には似ず、しっかりしていて、まだまだガキのくせに苦労してきたんだな、と実感させる。


いつも素で見返りなんて求めずに次々とめんどくさいことばかりして、自分の限度が分からずにたまに体を壊したりもする。

そんなときも、すべて任せっきりにしていた自分達が悪いのに、いつもごめんなさいと謝ってばかり。


優しく、誰からも好かれたまに嫉妬するが、こいつはいつも、僕には銀さんだけです、と都合よいタイミング笑いかけてくれる。






あぁ、自分には勿体ない。

本当にこいつにとって自分でいいのだろうか。



まぁダメでも離す気はさらさらないが。










終る。




史上最悪のぐだくだ感…。

何がいいたいんだよ。、という感じにしあがってしまった。


鈴蘭の花言葉は「意識しない美しさ」です。

全く話に関係がないですよね(泣)


志村の「意識しない美しさ」というのを表現したかったのに、………失敗。

文才が欲しい…






 
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