CoC「受話器を置くな」



ゆーと(KP):二人が電車に乗っていると、だんだん、窓の外が夕焼けで赤く染まっていきます。それを見ていると無性に切ないような気持になるでしょう。 
もとの世界ではいったいどれくらいの時が経っているのだろう。いったいみんなは何をしているのだろう。
そして、本当に自分は、この世界からいなくなっていいのだろうか。この子をひとりでこんな世界に置いて行ってしまっていいのだろうか。そんな葛藤が胸に押し寄せてきます。夏目少年も心細くなったのか相馬の服を握っています。
ゆーと(KP):ある駅に着くと、電車は止まります。電車の中で待っていても一向に進みだす気配はなく、そこで降りることを余儀なくされるでしょう。
相馬 翔午(そうご):これ夏目くん帰り大丈夫かな
降りてあたりを見回すよ、気になるものはないかな
ゆーと(KP):降りるとやはりそこも無人駅でしたが、不思議なことに、周りはすべて水に囲まれて、まるで海の真ん中にこの駅があるようだと思うことでしょう。遠く夕日が水平線の向こうに沈んでいくのが見え、きらきらと水面が金色に光っているのが見えます。また、駅には一つの公衆電話が置いてあります。
相馬 翔午(そうご):「不思議なところだね…夏目くんはここに来たことはあるのかな」
公衆電話に近寄るよ
夏目巳弥(ミヅチ):「ないかな…ここにはずっと行こうと思ってなかったし…」
ゆーと(KP):公衆電話は見た感じ普通の公衆電話だよ
相馬 翔午(そうご):「そっか…。でもとっても綺麗な場所だね。」
鳴り出したりしないかな、しなさそう?だったら受話器をとるよ
ゆーと(KP):受話器を取ると、あの夜に聞いた自動音声がひとりでに流れてきます。
ゆーと(KP):「こんにちは。こちら時間巻き戻しセンターです。試験のほうはいかがでしょうか。この受話器を取ることができた、ということは、第一試験のほうは合格されたのですね。おめでとうございます」
ゆーと(KP):抑揚のない声は続けます。
ゆーと(KP):「では、第二試験へ移らせていただきます」
「あなたは、あなたの大切な人をひとりでここに置き、自分が本来いるべき世界へと戻りますか。自分が生きる世界へと戻るなら1、ここに留まり続けるなら2のボタンを押してください」
ゆーと(KP):…さあ、どうする?
相馬 翔午(そうご):決心はついているよ。
「素敵な試験をありがとう」
夏目くんの方を一瞬振り返って1のボタンを押すよ。
ゆーと(KP):あなたが1のボタンを押すと、また音声がながれる。 
「第二試験、合格です。それでは、現在のほうへとお戻りください」
「なお、現在に戻るまでには少々時間がかかります」
「それまでに、やり残したことをお済ませください」
そこまで流れると、音声は止まった。
ゆーと(KP):…残された時間はあと少し。好きなことを話していい。思い出でも、忠告でも、約束でも。
相馬 翔午(そうご):「やり残したこと…そうかい…はは」
タイトルどういう意味なんだろう
「そういえば、忘れる所でした。夏目くんちょっとこっちに来てくれるかな。」
夏目巳弥(ミヅチ):「……?どうしたの?」相馬の方に近づくぞ
相馬 翔午(そうご):「はい、どうぞ。探偵さんのバッチ。きっと…ずっと前から僕にとって夏目くんはとっても素敵な探偵さんだから、あげるよ。約束、忘れないで欲しいな。」
って言ってバッチを手に握らせるよ。
夏目巳弥(ミヅチ):「!!!これ、さっきくれるって言ってたバッチ………うん、ありがとう、葵お兄さん。僕、約束も、僕の事助けてくれた葵お兄さんのことも忘れない!絶対立派な探偵になる!」そう言いながら夏目は涙を浮かべ、嬉しそうに笑っている。
相馬 翔午(そうご):「ありがとう、楽しみにしてるね。」可愛いねぇ名残惜しそうによしよしするよ…
相馬 翔午(そうご):えっ、どうすればいいんだろう…アイデアふりたいな
ゆーと(KP):1d100<75
Cthulhu : (1D100<75) → 42 → 成功
ゆーと(KP):…では
ゆーと(KP):相馬が過去に来た理由は、簡単に言ってしまえば夏目を助けるため。相馬が出会った夏目は、正気を失ってしまった。じゃあ夏目が助かるためにはどうすればいいだろう?…正気を失った原因がなくなってしまえばいい。ちょっと過去の彼に情報を与えちゃってもバチはあたんないんじゃない?
ゆーと(KP):…正直言いきれてる気がしないからわかんなかったら質問していいよ
相馬 翔午(そうご):そっかぁ(そっかぁ)忠告…
何言えばいいのかな…
ぼやぁっと言えばいいのかなうーん合ってるか分からないけどやってみるね〜
ゆーと(KP):まあ黒い扉の向こうにさえ行かないようにできれば万々歳だとおもう。ぼくは。うん。
相馬 翔午(そうご):「未来の探偵くん、ちょっと先の未来がわかる僕からお知らせだよ。宇宙では絶対に振り返っちゃだめ。金の鍵の向こうに気をつけて。きっとそれは夢じゃないから。」
夏目巳弥(ミヅチ):「宇宙?金の鍵の向こう…?うーん…よくわかんないけど、葵お兄さんの言うことだもんね。わかった!」
ゆーと(KP):…もう話すことはないかな?どう?
相馬 翔午(そうご):「その時にならないと分からないかもね。賢い君なら多分分かると思うよ」
無さそうかな…約束と忠告が出来たら満足だよ。
ゆーと(KP):わかった。二人が話しているうちにだんだん暗くなり、過去にきて初めての夜が訪れます。真っ暗な世界を、月と、たくさんの星々が照らし、黒い海に光を落とすことでしょう。夏目少年は相馬に向かってこう云います。
夏目巳弥(ミヅチ):「短い時間だったけど、僕、葵お兄さんに会えてよかった」
夏目巳弥(ミヅチ):「僕は、お兄さんがいなくなった後でもちゃんと逃げずに生きることにするよ」
夏目巳弥(ミヅチ):「いつか、未来でお兄さんに会うために」
ゆーと(KP):その言葉が終わると、世界がゆっくりと暗くなっていきました。 スイッチを切るようにして、星の灯りはひとつひとつ消えていき、最後に、月の灯りがふっと途絶えました。 黒く染まった世界の中で、あなたはゆっくりと自分の意識を手放していきます。
ゆーと(KP):気が付くと、そこはあなたの自宅でした。 家の固定電話が鳴り響く音がし、受話器を取ってみると、あなたが聞きたくて仕方がなかった声がします。
夏目巳弥(ミヅチ):「翔午…よく、わからないんだが…俺、気づいたらお前の家の近くに立っていて……なにがあったんだろうな…?」
相馬 翔午(そうご):「……………さぁ、僕もさっぱり分からないや。とりあえず上がりなよ、話はそれからでもいいんじゃないかな。」
多分ちょっと泣いてるよ
ゆーと(KP):時間が巻き戻った世界で、あなたは、はたしてこれは本当に現実なのだろうかと、思っていることでしょう。 けれど、目の前にある幸福な世界は、夢だとするならあまりにも惜しいものでした。
ゆーと(KP):そしてあなたは、大切なものを取り戻した世界で、眠りにつきます。 ここで聞き耳+30をふってもらいます…相馬80持ってるからじどうせいこうだな
夏目巳弥(ミヅチ):つよいな
相馬 翔午(そうご):ん…なんだろう
ゆーと(KP):ではあなたは、夜中、電話が鳴っている音で目を覚まします。こんな夜更けにいったい誰だろうかと、あなたはベッドから起き上がって、電話を取りに行くでしょう。 受話器を耳につけると、声が聞こえました。
夏目巳弥(ミヅチ):「お兄さん、元気にしていますか?寂しくなったから、一度だけ電話をかけさせてもらったんだ。」
夏目巳弥(ミヅチ):「お兄さんがいなくて寂しいけど、僕は頑張って、今生きているよ。…あと、一つだけ、聞いてもいいかな。」
夏目巳弥(ミヅチ):「未来の僕は、お兄さんと会えたかな?立派な探偵になれてるかな。」
夏目巳弥(ミヅチ):「きっと、僕はお兄さんに会えたら幸せだよ。」
夏目巳弥(ミヅチ):「あ、時間が少なくなってきたから、もう切るね。」
夏目巳弥(ミヅチ):「…葵お兄さんと話せて、本当に良かった。ありがとう」
相馬 翔午(そうご):「…………心配しなくても大丈夫だよ、夏目くん。夏目さんはとっても立派でかっこいい探偵だから。…ありがとう………。」
ゆーと(KP):そして、電話は切れました。その声は忘れもしない、あの世界で出会ったあの子の声でした。電話が切れてもなお、あなたはしばらく受話器を置かずに、そのままそこに立っていることでしょう。
ゆーと(KP):おめでとう!シナリオクリアだよ!
夏目巳弥(ミヅチ):ああ…めでたいな
相馬 翔午(そうご):……………っっよかったぁ…
ゆーと(KP):早速だけど夏目は残りSAN61から継続ね、それから相馬のSAN回復もやろう
ゆーと(KP):ED3 生還1d6 過去からの受話器を取った1d3
ゆーと(KP):1d6+1d3
Cthulhu : (1D6+1D3) → 2[2]+1[1] → 3
相馬 翔午(そうご):そういえば1回もSANCしてないねぇ
ゆーと(KP):相馬残りSAN68 メモしといてね
夏目巳弥(ミヅチ):了解した。とりあえず救済できてなによりだ…感謝する、蒼忤
相馬 翔午(そうご):わかったよ
ゆーと(KP):うんうん、よかったよかった
相馬 翔午(そうご):ミヅチサマ…こちらこそ、だよ。また死なれたら困るけどね、あはは
夏目巳弥(ミヅチ):まあ私はしばらくこの役はできる限りやりたくないがな…
ゆーと(KP):せっかく救済できたしいつかまたやりたいね、ほかの子とおなじ卓回すのも楽しそうだし
夏目巳弥(ミヅチ):うぐ…怖いことをさりげなく言うな……
ゆーと(KP):いやあミヅチさんがショタを演じる日が来るとはね…
相馬 翔午(そうご):とても上手だったよ、ミヅチくん、に会えないとなると名残惜しいね
相馬 翔午(そうご):そうだねぇ。あとゆーとサマのロールプレイも見てみたいなぁ。
ゆーと(KP):まあ今後も生き残れるように祈っておくよ、さすがに同じ人間の救済シナリオ二回も回す気はないし
夏目巳弥(ミヅチ):む…褒め言葉は受け取る…が、何度もやっていたら精神的にきついからな。
夏目巳弥(ミヅチ):そうだな…気を付けよう
ゆーと(KP):僕もそのうちPLしたいな、まえやったときは目星ことごとく失敗したんだけどね
ゆーと(KP):うんうん
相馬 翔午(そうご):ぼくも普段からあんなに喋ることはないから緊張しちゃったよふふ
ゆーと(KP):いやあそうごさん無双だったなあ
夏目巳弥(ミヅチ):同感だな…
ゆーと(KP):とりあえず今回はこの辺で終わろうか
ゆーと(KP):お疲れ様でした!いいエンディングをありがとう!
相馬 翔午(そうご):ありがとう、またね。
お疲れ様でした〜
夏目巳弥(ミヅチ):ああ、こちらこそありがとう。お疲れ様。


前へ

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -