恋するフォーチュンクッキー
まめ｢にちかー！あーそーぼー｣
ニチカ｢いいぞー！そういえばウミガメのスープってゲームをスウから聞いた！｣
まめ｢あ、きいたことあるゾ！…面白そうだけドこわそうなやつ｣
ニチカ｢でも他に遊べるもの今ないしなー｣
まめ｢ウーン｣
蒼忤｢別にアレは代表的な問題なだけであって何も怖いクイズしかないわけじゃないんだよ？｣
ニチカ｢あ、蒼忤！｣
まめ｢ほかにモもんだいあるのカ？｣
蒼忤｢うん、やってみるかい？｣
ニチカ｢やる！｣
今日はバレンタインデー。
カメタは幼馴染のカメコからハート形のクッキーを貰ったのですが、なぜか悲しげな様子です。
一体何故でしょうか？
まめ｢バレンタインにクッキーもらったラうれしいぞー？｣
蒼忤｢カメタくんは嬉しくなかったんだよ。その理由を考えないとね｣
まめ｢カメタはカメコがきらいだっタ！｣
蒼忤｢違うよ？｣
まめ｢エー敵からクッキーもらったかラあやしいとおもったのかと思ったゾー｣
蒼忤｢まめサマは一体カメタくんが何と戦ってると思ったんだい？｣
ニチカ｢ハートのクッキーが割れてたとか？｣
蒼忤｢NO、綺麗なハート型だったよ｣
まめ｢クッキーがまずかっタ！｣
蒼忤｢関係ないかなぁ。カメタくんはそのクッキーを見て悲しくなったんだよ｣
ニチカ｢実はハートじゃなかった｣
蒼忤｢NOだよ｣
まめ｢さっキキレーなハートっていってたゾ｣
ニチカ｢あ、そっかー｣
まめ｢あ、じゃあ色が青かっタ！青いハートっテあんまりすきとかなさそう｣
蒼忤｢NOかなぁ｣
まめ｢そっカー｣
ニチカ｢バレンタインがカメタの誕生日で、バレンタインじゃなくて誕生日プレゼントだった？｣
蒼忤｢違うよ、そもそも誕生日プレゼントなら貰えたらニチカサマだって嬉しいよね？｣
ニチカ｢嬉しい！｣
蒼忤｢だろう？｣
まめ｢そういえバ、ホワイトデーのおかえしにハいみガあるっテこはくガいってたゾ！かんけーある？｣
蒼忤｢ないかなぁ｣
まめ｢ないのカー｣
ニチカ｢虎狛…そーだ！虎狛がそのクッキーをスウからもらったら悲しいですか！！！！｣
蒼忤｢すごい質問だね？｣
まめ｢なラ、すーガそのクッキーをこはくニわたすことハありえますカ！！！！｣
蒼忤｢答えるからちょっと待ってくれるかい？ニチカサマの方はYESだね。好きな人からこのクッキーをもらったら悲しくなると思うよ｣
ニチカ｢好きな人からでも？｣
蒼忤｢好きな人からだからこそかなぁ？まめサマの方はNOだよ。｣
まめ｢NOカ…｣
ニチカ｢…ん？ならカメタはカメコの事が好きなのか？｣
蒼忤｢そうだよ｣
まめ｢すきな人かラバレンタインをもらったのニ悲しかっタ…？｣
蒼忤｢よく考えてみて？バレンタインチョコにも色々な種類があるよね｣
ニチカ｢友チョコとかか？｣
まめ｢ってことはカメタがもらったのハぎりチョコ！｣
蒼忤｢そうそう｣
ニチカ｢お〜｣
まめ｢あとハなんで見て悲しくなったのカ…？｣
ニチカ｢綺麗なハート型なんだよな？｣
蒼忤｢そうだよ｣
ニチカ｢合わせたらハートになる雫型…はないよなー…綺麗なハートなんだからなー｣
蒼忤｢ないねぇ｣
まめ｢クッキーに｢ぎり｣ってかかれてタ！｣
蒼忤｢NOだよ｣
ニチカ｢見ただけで義理ってわかるハート型クッキー…｣
まめ｢……ン〜？｣
ニチカ｢…一緒に入ってた紙に本命の違う名前が書いてあった？｣
蒼忤｢違うねぇ｣
まめ｢ウ〜…わかんなイぞー！！｣
蒼忤｢ヒントだよ、ハートのクッキーって何を使って作るんだったかな？｣
ニチカ｢…？型抜きだろ？｣
まめ｢ちゃんトかたぬキできてなくてしかくダッタ！｣
ニチカ｢それハートじゃないよな？｣
蒼忤｢そうだね｣
まめ｢ん〜じゃあハートがたニくり抜かれたしかく！｣
ニチカ｢おお！たしかにそれ貰ったら悲しいぞ！｣
蒼忤｢うん、正解だよ。お見事｣
まめ｢やっターー！｣
実はカメタはカメコの事が好きでした。
そんなカメコから貰ったクッキーは、雑な四角い生地がハート形に「くり抜かれた」クッキーでした。
くり抜いた方のちゃんとしたクッキーは誰にあげたんだろう・・・と少し悲しげなカメタでした。
ニチカ｢カメコ雑だなぁ｣
まめ｢カメタざんねんだったナー｣
蒼忤｢好きな人相手だからねぇ…ショックも大きかったろうね｣
ニチカ｢いくら幼なじみでもやっていいことと悪いことあるんじゃないか…？｣
蒼忤｢きっと2人とも子供なんだよ。カメコからしたら余った生地がもったいないと思ったんじゃないかな？｣
まめ｢ざんぱんしょりがかり…｣
ニチカ｢でも楽しかったぞ｣
蒼忤｢また今度もやるかい？｣
まめ｢やりたイ！｣
蒼忤｢ふふ、そっか。なら新しい問題を探さなければいけないね｣
ニチカ｢楽しみにしてるぞー！｣