爺・ミーツ・婆
2013/06/08 11:38

実家から米とか野菜とか漬物とか届きました。サンキュー!相変わらずふざけた荷物だぜ。

実家から届く荷物は父・兄・祖父母のコラボ作品です。荷物が詰められている箱のサイズはいつも同じなのですが、4人それぞれが詰めた荷物の面積によって毎回の争い具合がよく見えます。
まず食料は共同スペース(底部分)に、米、野菜、果物、昆布や煮干などの地域色の強い土台として敷き詰められ、その上に大体四分割で各々好き勝手やるルールがありそうです。次兄が1人で実家を離れていた時には食料担当が私だったので特に争うことも無かったのですが、そのバランスが崩れ去った(らしい)今、荷物は混沌としています。

父の荷物の例
・食料+(野菜・お菓子等)
・手紙(いつもミッキーの便箋)
・おこずかい(食費の足しにもならない金額)
・地酒(たまに料理酒)
・おつまみ(たまに手作り)

兄の荷物の例
・謎の玩具(食玩?)
・謎のスーパーボール(毎回)
・謎のポエム(嫌がらせ)
・謎のお菓子(見たことない駄菓子とか)
・謎の写真(大抵飼ってる犬猫の変な写真)
・棋譜(じいちゃんとの対戦)
・魚拓(コピー)
・(私が)頼んだ品々(ゲームソフト、DVD、本、服、靴など)

爺の荷物の例
・山菜、キノコ類(季節による)
・手作りジャム(手作りラベル付)
・おこずかい(超ありがたい)
・手作り酒(大抵濁ってる)
・保存食(ピクルス、梅干し、キムチ等)

婆の荷物の例
・季節で入り用の日用品
・手作り石鹸(ハーブの香り)
・手作り和菓子
・寝間着(手作り)
・部屋着(手作り)
・(たまに)おこずかい(可愛いポチ袋に入っている)

さて何がどう争いなのかといいますと、各々が入れたい食料を、「食料ブース」に入れるか否かみたいな感じのようです。
例えばじじいが作ったジャムや保存食、親父作のおつまみ等。
じじいのジャムを食料ブースに入れるから、空いたジャム瓶のスペースにこれを入れていいかみたいな…
いやワシは空いたジャムのスペースにこれを入れる…
なんだとじゃあジャム戻せ

みたいなね。自分のスペースを取られたくないがために最終的に見たことない何かの漬物とかキャットフード(こっちで猫飼ってない頃)とか究極に意味わかんないのはハンガーとかオルゴールとか…
嫌がらせか!

あまり物が溢れている状況も好きじゃないので送り返すこともしばしばです。

さて、じじいとばばあの話はあんまりしてこなかったなぁとふと思い、今回はじじいとばばあのミステリーアッ間違ったストーリーをちょっと語ろうかな…いよいよ日記の趣旨がわからなくなってきた笑
じじいの話は割としたっけ。まぁ名物じじいですよ。最近じじいのことで一番面白かったのはイビキがとうとうアラビアン呪詛を唱え始めたこと。アブダラーとかカブブァ〜とか、言うらしいです。あと実家に置きっぱだった運チャンのパンプス履いて駅前まで買い物行ったこと。超ウケルじじい超ウケル。よく怪しい液体を漬けたり草を煎じて薬を作ったりします。異臭を放ち、くそまずいってレベルでもない口に入れてはいけないくらいの味ですが、家族の中で私だけは飲み込めなくは無い…まぁくそまずいですが。身の危険を感じるくらいにはまずいですが。辛いもの好きなのも家族にじじいと私しかいないので味覚はどちらかといえば近いようです。
じじいは四男坊なのに本家を継ぐ事になったという不思議な運命で私のじじいになったじじいです。四男といえど80オーバーなので長男はおなくなりになられてます。本家を継がずにアメリカに行った長男は、フラリと戻ってきて近所に家を建てすんでいました。私は小学校高学年になるまで「愉快な近所のじじい」くらいに思っていましたが、なんと血が繋がっていたとは。脈々と受け継がれるテキトーな血筋にゾッとしました。ゾッとした割に私も弟に教えませんでした。脈々と受け継がれる…テキトーな遺伝子…
それがじじいの家の血です。
一方ばばあはじじいが沖縄から拐ってきたらしく、今でもじじいにフォーリンラブです。驚きの乙女チックです。日がな1日編み物やら縫い物やらとにかく手芸が好きでスゴイです。しかもなんか感覚が若い。運子のばあちゃんカワイイよねと言われる自慢のばばあ。でも料理は上手じゃないの…
ばばあの誕生日にポラロイドカメラあげたらカートリッジ一箱じじいしか撮ってませんでした。じじい大好きです。そんな大好きなじじいとの間に4人生みましたがどいつもこいつもちゃらんぽらんで全員男。可愛いものが大好きなばばあにとって七五三の五しかないのが子育てで一番の苦痛だったそうです。このフラストレーションから作られた子供用振り袖を運子は七五三で着ました。
男系の家系で従兄弟にも1人も女が居ない。ばばあの乙女趣味を一手に引き受ける羽目になった可哀想な運子。しかしその唯一の女子でさえ髪を伸ばされようがスカートを穿かせようが実に乱暴で野球と釣りと虫取に夢中な年中傷だらけという残念な女子で、一番可哀想だったのはばばあだった気もします。

動物との戯れ方もばばあ1人だけ上品です。
優しくだきよせてヨシヨシと撫でる。これがばばあ。対してそれ以外はもう抱き上げてぐるぐる回ったりなで方が激しかったり眉毛を書いたり眉毛を書いたり…虐待じゃないよ愛だよニコッ
じじいは愛する亀に鶴太郎と名付けるスーパーセンスを持っています。
そんなじじいとばばあだけど今でもラブラブで趣味に精を出すまさにリア充。
だからばばあは早く結婚して家庭におさまるのが乙女として最上の幸せと信じていて、世の中には糞男もいるしただのクズもいるから選ばないといけないしそもそも出会わないといけないっていうこともわからん様子。乙女さすが。さすが乙女。
最近は兄が結婚して家に若い女性が居る事に喜んでいるらしいばあちゃんですが、ばばあ、その嫁淑女よりかは運子に近いで(同情)
かくなる上は来春生まれる兄夫婦の子供が女の子である事を祈ります。
なんかサマー○ォーズの家系図みたいになってきたな…笑


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