マエダチ(22/43)
本日お呼ばれな俺と小高。
今日はオマエのバイトが明真な為に早く昼休みなんねぇかな、とか思っていた矢先。
メイド服…基、制服姿のオマエがカラカラとカートと一緒に医局に入って帰宅。
不意打ちのオマエに俺の気持ちが届いた!と、ちょっとドキドキしてみる。
「お待たせ致しました」
「あら、##name1##ちゃん。今日も素敵ね」
「加藤先生、お褒め頂いても残念ながら私、何も持っていませんよ。ハイ、こちらが朝田先生に真柄先生、そして伊集院先生に…あら?藤吉先生がいらっしゃりませんね」
「ついさっきまでいたんですけどね。何処に行ったんだろ、藤吉先生。あ、##name2##さん有難うございます。
今日も可愛いですね。食べたいなぁ♪」
「伊集院先生、ご冗談がお上手ですね、もう」
「冗談だなんて。今夜試してみませんか?最高の夜にしてみせますよ」
「ふざけんな!真ん中分けっ」
「あら、伊集院君、私のライバルなの?」
「加藤先生は##name2##さんの事、後から知り合っただけじゃないですか!」
「何を言っているの。知り合って間もなくても##name1##ちゃんの事は私、隅々まで知ってるつもりよ」
「テメェ等、俺の彼女に何してんだよ!!」
「何ってナニをよ。外山先生」
オマエから各々注文していた珈琲等を受け取りながら、加藤は頬を撫で、伊集院は真っ黒い笑顔で手を握る。
その手をババッ、と払いながらオマエから引き離す。
クソ!##name1##が汚されるっ
「あら、外山さん」
「##name1##、こいつ等に乗せられんじゃねぇぞ!!」
「そうだわ。外山さん、私ね一つお伺いしたい事がありますの」
「ん?何だよ」
「マエダチ…って何ですか?」
「##name2##、オレが教えてやる。こっちに来い」
「朝田先生」
「何すんだよ、朝田」
奥のソファーに腰掛けていた朝田が立ち上がり、突然意欲的にオマエを呼ぶ。
朝田の手招きはキモイ。
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