甘い香りに誘われて…
「…本当、そうッスよね!」なんて、ドリさんと楽しく話をしながら歩いていたら、どこからともなくクレープを焼いている甘い香りが漂ってきて急にクレープが食べたくなってしまった。
でも、何時も使っている何回も通ったことのある道なのにこんな匂いを感じたのは初めてだった。
「ドリさん、何か甘い匂いしません?」と見上げながら聞くと「…確かに、微かに甘い匂いがするな」とドリさんも俺を見ながら答えてくれた。
俺は1人で「この辺、クレープ屋なんてないのになぁー」なんて考えていると、「あぁ、そう言えば有里ちゃんがこの前、「新しいクレープ屋が出来たがらポスター渡しに居なきゃ!」って言ってた気がするぞ、世良」っとふと、思い出した様で少し目を見開きながらそう俺に教えてくれた。
「えっ、マジっすかそれ!どこに出来たか聞いたりしてないんですか?」
「あぁ、確かあの角を曲がった先だった気が…」
と、ドリさんが500m先ぐらいにある曲がり角を指さしたので俺はその指さした腕をグッと掴むとスタスタと早歩きでクレープ屋を目指した。
途中で振り返り、ドリさんの顔色を伺ったら苦笑いのような 何とも言えない笑みを浮かべていたので、満面の笑みを返しながら俺はまた前を向き直しスタスタと歩みを進めた。
俺の頭の中には既にイチゴに生クリーム、チョコシロップが踊っていた。ドリさんはどんなのを頼むのかな?
** あとがき **
色々、間違ってたらスミマセン。
久々にスラスラ〜と書けたのでノリで更新しちゃいます!ww
そして、最後にセリーよ…ドリさんは多分きっと食べないよ。
その事実を知って、ふてくされる?ビックリするセリーも可愛いけどねww
気が向いたら、追記するかも。
2013.02.27
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