哲学論
「大人の話」ってどうしてそんなにも難しいんだろ?
どうしてそんなにも難しく考えるんだろ?いつも、そう思う。
もっともっと素直にシンプルに考えれば「答え」なんて案外、いつだって近くに転がってるのにね。
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王子のカッコいい車の助手席でボンヤリと流れゆく車窓を眺めていると急にスピードが落ちていき、遂に車は止まってしまた。
なにかあったのかと進行方向へ目を向けると交差点の信号待ちで、少し渋滞が起こっているようだった。
車も止まっているし王子に何か話しかけようかと思っていたら「…ハハッ」と王子の笑い声が車内に響いたので、その笑い声に答える形で王子の顔を覗き込むと、王子と目が合い小さく手招きをされた。
「何だろう?」と思いながら、身を乗り出すようにそのまま体を近づけると王子の右腕が延びてきて、そのまま引き寄せられて急にキスをされた。
別に急にキスをされることなんてよくある事だらそんなに驚きはしなかったけど、いつもとは違う荒っぽい、キスを覚えたての子供がガッツいてキスしてるみたいな感じの今までにはないキスで慌ててしまった。
キスが終わると勝手にドキドキしている俺を横目に王子は進行方向に顔を戻しながら「哲学的に“キスする意味”を考えてたら訳が分かんなくなちゃったよ」と言いながらまた、また「…ハハッ」と笑っていた。
「王子、俺にはその話…難し過ぎるッス。「好きだから」「愛してる」で良いんじゃないですか?」と自分の考えを伝えると、「そうか、これが愛情か。君の考えが移ったのかもしれないな」と王子は王子なりに納得したようでまた、一人で笑っていた。
「王子はいつも難しいから少しくらい移った方が良いッスよ!!」と俺は言いながら王子に釣らながら一緒に笑っていると、またパチリと王子と目が合い、今度は引き寄せられるのではなく互いに寄りあうと、いつもの優しくて上手で甘いキスが降ってきた。
** あとがき **
好きな曲のワンフレーズからインスパイアされて作った?出来た?お話です。
なんかアヤフヤな感じになってしまいましたね。スミマセン。
そもそも、書けもしないのにアヤフヤな事をテーマ?にしたのが失敗でしたね。本当、スミマセン。
自分的には珍しく、書いている途中に内容が二転三転してアウアウしました。
とにかく、最後まで読んでくださってありがとうございました!!
そして、今年も何卒よろしくお願いいたします!!!!
2012.01.02
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