忘れちゃいけない。
閲覧要注意!!
何か…上手く言えないけどちょっぴりエロチック・タックです。
そーいうの苦手な方はご注意を!!
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「…ねぇ?世良、さっきからなにしてるの?」
「あぁーうぅ…何でもないッス!!」
そう言いながら、こちらに笑顔を向け、右手をブンブン振りながら携帯をコソコソ打っていた事を隠そうとしていたが、コイツは何時までたっても嘘をつくのがヘタだった。
「まぁ、世良は若いもんな。俺の他に女の2〜3人くらい居るよな?…良いんだよ、俺は?」と冗談オーラを醸し出しながらカマをかければ、「どうしてドリさんはいつもそういうこと言うんッスか!?俺はドリさん一筋ッス!!」とムキになりながら俺に詰め寄ってくる。
詰め寄ってきたらもう、こちらのものだ。こちらが笑顔で「じゃ、さっき何してたの?」と問いただせば、世良は少し狼狽えながら必ず観念して折れるのだった。
今日もそうだろうと思っていたが「今日は絶対に無理ッス!!」と言いながら背を向けて逃げようとしたので、俺は平常を装いながらも慌てて世良を捕まえた。
仕方がないので、少し本気をだそうと捕まえた世良の耳元まで顔を下げ「…やっぱり、やましいことしてんだ。俺、焼いちゃうよ?」と囁いてやると顔を真っ赤にしながらこちらに顔を向けたので、すかさず軽く口づけて、少し離して顔を覗きこんでみると俯きながら小さくイヤイヤと首を横に振っていた。
しょうがない、最後の一押しと耳を甘噛みするフリをしながら耳に息を吹きかけてやると、今度はギューッと胸の前で携帯を握り締めながらプルプルと震えて居たので、ダメ押しで耳から離れる間際にガブッと本当に軽く噛んでから世良から離れた。
また、顔をのぞき込むと今度は上目遣いでまるで「…続きをして?」と言いたげな瞳で俺を見つめていたので、俺はニッコリと笑いながら世良を見つめ返した。
世良は小さくため息をつくと「…ドリさん、ズルいッス」と消え入るような声で、遂に観念して俺に携帯画面を見せてくれた。
画面には「今日、練習の後にドリさんが良い位置・タイミングの飛び出しが多くて良かったなって誉めてくれた」と打ってあった。
世良は俺に携帯を見せながら「人は幸せだって事はいつまでも覚えてるけど、その理由はすぐに忘れてしまうから記録して生きた方が良い」と聞いたので、今日からそうしてみたと更に顔を赤くしながら教えてくれた。
「…そんな言葉、いくらでも何度でも言ってやるよ」と 胸の中で思いながら可愛い事を平然とドンドンしてくる目の前の奴が急に愛しくなって俺なりの「幸せ」を強く感じた。
俺も見習ってこの気持ちを記録しないとな思いながら、愛しい恋人に優しい深いキスを贈った。
** あとがき **
某有名バンドマンが雑誌コラムで小難しく↑みたいな事を書いてるのを見て、難しいけど良い考え方だなぁーって思って、早速拝借してお話を作ってみましたww
何かさ、書いてることはそんな凄くないのに雰囲気がやたらとエロくないですか!?!?
…そう感じるの私だけなのかな!?何か、アホでスマンww
こんな思い・考えが読んで下さってる方に1mmでも良いから伝わると良いなと思う今日この頃です。
2011.10.26
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