♪どこで曲がったら良かった?どこで間違えた?♪
2011/1104/Fri/22:07


「ほら…世良、起きろ!そろそろ起きねーと本気で遅刻するぞ!!」

二度寝をかましている世良に声をかけると「オレ…起きてるから大丈夫ッスよ〜」と起きていないのは明白だったが、一応返事は返ってきた。

こいつに付き合っていたら自分も遅刻すると思い、とりあえず自分だけでも動こきだそうとベッドから出ようとした時、「堺さん…」と声をかけられたので、そのまま顔を覗き込むと「あぁ、堺さん!そ…そんなトコ…攻めるなんて!!」とちょっと焦り気味に俺に向かって寝言を投げつけてきた。

「そんなトコ…攻めないで」ってどんな夢見てんだよコイツはと思いながら、布団の中でまだムニャムニャ言ってる世良に強めに声をかけると、ガバッと起き上がったので、俺はベッドから出て身支度を始めた。

世良も起きてきて、俺の作った朝飯を2人で食っている時にさっきの寝言の事を問いただしてみると「何か試合してたような…あんまり覚えてないッスけど…」と曖昧な夢を思い出しながらそう、言葉を紡いでいた。

そうか、試合の「攻め」だったのか。
卑猥な事を少しでも想像していた自分が何だか世良に負けた気がして、朝から少し気が滅入りそうになった。
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堺さん、イヤーン!世良タン意外と健全!ww
…お粗末様でした。




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