-スカウト!薔薇の庭園でのために。二本目

スカウト!薔薇の庭園でのために。
書けば出る信者のため、書いた。
あなたに書いてほしい物語さんを使って。
『スカウト!薔薇の庭園で』★5鳴上嵐を10連で絶対にゲットするじえいさんさんには「幸せが逃げて行く気がした」で始まり、「そんな君がただ愛しかった」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば6ツイート(840字程度)でお願いします。

幸せが逃げていく気がした。スタジオの中の大きなため息。ペナルティを支払ったがゆえに、『Knights』の家計は火の車だった。金額がヤバそうだったから俺のお小遣いからそれなりに支払ってる。帳簿に記載していたら…開始五分で見つかりました。鳴上くんが俺の前で困ったようにため息をついた。
「で、いくら支払ったの?」
「たいした金額じゃないよ。」
「文哉ちゃんは言わないとは思うけど、それを起点に関係が壊れるのが嫌なの。わかるでしょ?」
「俺は壊さないよ。」
もし俺が原因ならば俺が消える。今までもそうだったし。そう伝えるとバカ言わないのなんてたしなめられる。俺は元よりレオとセナの害なら排除するしそれが俺なら潔く消えるつもりでいる。そんな旨を伝えれば、その瞬間に俺の頬に熱が宿る。二呼吸ほど置いてから自分の頬を張られたことに気がついた。
「怒ったの…?」
「当たり前でしょ!そんなことを言うからよ!」
「そう…前がこれでだいたい通ってたから。ダメだったんだね。」
同じ場所でも派閥が違えば運用方法も違うのだと理解した。今までが異端だと鳴上くんは言うのだ。今までは搾取され、御輿に乗せられ消耗されてたのがおかしいのだと声を大にして鳴上くんは教えてくれている。
「文哉ちゃん、本の虫もいいけど、道徳を捨てすぎてるわよ。」
「そうかな?捨てたつもりなかったんだけど。」
「こういうときは、みんなで頭を突き合わせて悩むものなの。記憶力いいんだからその脳みそに詰めちゃって。」
「そうするよ。次から」
「次からみんなとそうして頂戴。」
俺たちは二人で顔を見合わせれば、ちょっと不思議な感じになって鳴上くんはクスクス笑ってから張っちゃってごめんね。そう謝るけれど、そこまで気にしてない。寧ろ新しいことを教えて貰ったのだから逆に礼を言えば不思議な顔をされたので、心情を言う。
「そんな君がただ愛しかった。」そう伝えれば、過去形にしないでよ。なんて怒られた。そしてペナルティ代金についてセナにも怒られた。



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