ある冬の日の会話:十神
「白夜君、スーツだけで寒くない?」
「俺は織音のような寒がりではない」
「それにしても雪凄いね」
「阿呆共がうるさくてかなわん」
「さっき外見てみたら、雪合戦で桑田君が無双状態だったよ」
「……そうか」
「大和田君や石丸君でもかなわないなんて、桑田君凄いよね」
「…………」
「苗木君や舞園さん達は雪だるま作ってて楽しそうだし」
「……織音も加わればいいだろう」
「あ……待ってよ、何処行くの」
「さっさと雪遊びに行け」
「寒いから行かないってば」
「そのわりに行きたそうな顔をしているじゃないか」
「まあ、みんなと遊ぶのは好きだけど……」
「じゃあ、さっさと行ってこい」
「でも、白夜君がいないと嫌だから行かない」
「…………」
「だから、一緒に読書でもどう? 紅茶淹れてあげるから」
「…………ふん」
Web拍手掲載期間
2014/02/15〜2014/05/09