殺したい程に愛してるとはよく言ったものだ。たしかにその人が私のことを愛しているかわからないときにはいっそその人を殺して何も見えないようにしてしまいたいと思ってしまうことがある。
人を殺すときも、そう。他に何も信じられないようにしてしまいたいから、私は壊す。私を生かしてくれるすべてのものに私は愛情を注いでいる。たとえそれが敵であったとしても。愛よりも憎しみの方が強いから、その感情でその人を私のことで支配してしまいたい。私に対する憎しみで、その人をいっぱいにして。

「ドリラのことも、そうするつもりか?」
「……わからない」

私は彼女を壊してしまいたいのだろうか。もちろん始めはそのつもりだった。いつも周りに誰かがいる彼女を私は少しだけ妬んでいた。私からたまにモンドを取り上げてしまうというのが苦しかった。彼はどちらを愛してるかなんてわからない。だから、本当は私は彼を殺してしまいたい。でも今は出来ない。それが、なんだか怖い。
ドリラだってそうだ。彼女のことを愛しているけれど、なんだかよくわからない。壊したい、のかな。闇を失えば光はどうなるのだろう。光があれば闇がある。闇があれば光がある。ならば……?

(消えてしまいたい)

と思う。それが一番、大きい。私が死ねばドリラは消える。モンドも消える。モンドに私の記憶が残るだろうし、こんな死に方をすれば彼だって私の印象が強すぎて忘れられなくなってしまうだろう。これからの、アモスという生き方をする彼だって。
私が彼を好いていることを彼は分かっているのだろうか。分かっていてこうやって私の感情を無視しているのだとしたら大したものだと思う。こんなに重いのに。私のことはもしかして、というかやっぱり眼中に入ってないのかな。……やっぱり、殺したい。死にたいし、死んで欲しい。

(君は、誰が好きなの)

君は、誰に依存してるの。

2011/10/01 I want to be drowned with your blood and to die.
モンド←エナト。
訳は「私の血で貴方を溺死させたい」でいいのかな。
私の血かあなたの血か分かんない。
わかんねえ。ちなみに英語は6でした。
間違ってたら笑ってください。

エナトはどこかでドリラを妬んでるっていうか。
なんかそんな感じです。
筋違いだけど。

ところで昨日忘れてました。てへぺろ。






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