五つの塔の話

・体の一部に、魔力を貯める器官(火の力を持つ子は赤い色の「石」みたいなの)を持って生まれ、死ぬとその人の魔力のこもった石だけが残る世界。

・昔々、世界は大いに発展した。しかし、行き過ぎた発展・発達社会は神の怒りを買い、世界は一度滅んだ。
・数少ない人々はほそぼそと暮らしていたが、ある日、別々の集落に住む四人の聖者に神託が下った。「この苗を植え、育てなさい。それは、あなたたちを救う手助けになる」
・果たしてそれぞれの集落にそれを植え、育てた。見る見るうちに大木になったそれは、美しい花を咲かせ、実を付けた。やがて、時代は流れ、四つの樹を中心に四つの国ができた。
・そして、その四つの樹が育った後、その真ん中の地にある荒れ地に四つよりも大きな樹が現れる。それと同じ時期、世界はまた混乱のさなかにあった。ある国は毎日大火がすべてを喰らいつくし、ある国では雨がやまない。ある国では嵐が吹きすさび、ある国は大地が揺れ続けた。
・さて、とある国で子供を宿した女にある日、神託が下る。「生まれてくる赤ん坊に、四つの木のもとに向かわせなさい。そして、最後に五つ目の樹のもとへ」果たして、透明な石を宿した赤ん坊が生まれた。
・赤ん坊は育ち、そして旅をした。結果、四つの国の異常は解決し、五つの樹の下に国を作った。それは、宗教国家としてそこにある。
・数年に一度、同じような赤ん坊が生まれる。彼らは五つ目の国に迎えられ、ふさわしく教育を受ける。そうやって、この世界は存続していた。


・主人公は贄の少女。彼女が四つの国を巡り、そして五つ目の国に帰ってくるまでの物語。


を、書きたい。


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