ツイ夢ログ5

ごちゃまぜ



潮江夢/
潮江先輩が寝ていた。
もう一度言う、潮江先輩が寝ていた。
「…」
これは隣に寝るしかないじゃない、と先輩が寝てることを再度確認して隣に寝転ぶ。目を覚ましたときどんな反応をするのかしらなんてわくわくしながら寝顔を観察。そのうち本当に寝てしまっていた私、お馬鹿。
「…ん」
「起きたか」
「潮江先輩…?」
名前を呼ぶと一気に目が覚める。先輩は座ってて、先輩の上着が私に掛けられてて、あれ、何この状況。
「一応年頃の女が、こんなところで寝るんじゃない」
そんな注意をされるけど、今はそれよりも。
「いつ起きました?」
「…さあな」
え、まさか最初、から?





立花夢/
言葉がないと不安なの、そう伝えれば彼は愉快そうに笑った。余裕なのに腹が立つ。
「これじゃあ足りないのか」
態度で存分に甘やかされてはいるけれど、それだけじゃ駄目なのだ。
「本当に、お前は」
そんな私の癇癪に仕方がなさそうにして、ようやく言葉を紡ぐ彼にはきっとずっと勝てやしない。





竹谷夢/
言葉が欲しいのよ、と言う彼女に俺はどうしようかと悩む。その言葉には確かに嘘偽りないけれど、わざわざ言葉にするなんて、気恥ずかしいじゃないか。
「はちの、馬鹿」
でも彼女が泣きそうになるくらいなら、どうにか努力してみよう。だからとりあえず馬乗りになるのはやめてくれ。





斉藤夢/
ごめんね、なんてしゅんとされてしまったら、それ以上詰ることもできないじゃない。私が息を吐いてもういいわと話を終わらせたら、パッと顔を明るくする。そして髪紐を取り出して、「君に似合うと思ったんだ」結わいてあげるねなんて嬉々として言うものだから、流されてるわぁ、とまた溜め息。





キャラ未定/
好きだけど口から出るのは反対の言葉。手を繋ぎたいけど差し出されたら払ってしまう。
そうしているからだろう、彼が「別れたい?」なんて訊いてきた。違うの、そう言いたいけど言葉が出なくて、だけど頷くなんてもっとできなくて、ボロボロと泣き出した私に彼は驚いたようだった。
「えっと…別れたくない?」
こくん。
「俺、別に格好よくないし、馬鹿だし、まぁ運動はちょっとはできるけど、優良物件じゃないよ?」
ぶんぶん。
「俺のこと、好き?」
こくん。
「…そっか」
嬉しそうな声と一緒にぎゅうと抱き締められる。同じように返したいけどできたのは服のはしっこを掴むだけ。
「ごめんな、ひどいこと言って」
ひどいことを言ってひどいことをしてるのはこっちなのに、そう謝る彼に首を振って否定する。いいや、それだけじゃ足りない。ちゃんと、伝えなきゃ。
「…」
どうにか絞り出した本心はとても小さな声だったけど、抱き締める腕の力が強くなったから、きっと、届いたんだろう。





食満夢/
「とめくん」
誰だこいつに酒を飲ませたのは。目を逸らした伊作かにやにやしてる小平太だなこの野郎。「とめくんこっち向いて」抱き着いてくる彼女を好きにさせつつ二人を睨む。こいつがこんなに積極的だったことがあっただろうかとめくんなんて呼ばれたこともないぞクソ万歳。「とめくん、ちゅ「帰る」




平夢+七松夢/
「滝夜叉丸先輩に差し入れするんです」とくのたまの先輩に言ったら、先輩も一緒におにぎりを作ることになった。
「先輩も誰かに差し入れするんですか?」
「滝にだけだと、他が拗ねるでしょう?」
「なるほど」
「小平太が横取りするかもしれないし」
「それは困ります」
滝先輩への愛を込めてるのに、もう。
「だから滝以外の分は私が作るわね」
そう言いながら先輩は私よりすごく手早く美味しそうなおにぎりを作っていく。すごい。そしてうっかり流しちゃったけど、七松先輩のこと小平太って呼んでるーなんて突っ込んじゃ駄目なんだろうなぁ。
でもそのおにぎり、金吾やしろちゃん先輩には大きいと思いますよ。





双忍夢/
「らいぞー先輩らいぞー先輩」
「どうしたの?」
「今日手裏剣の実技で褒められたんです」
「へえ、頑張ったんだね」
「えへへ」
「ところで私は雷蔵じゃないんだ」
「鉢屋先輩?!」
「なんてね」
「えっらいぞー先輩?」
「それはどうかな」
「えっえっ?!」

「(楽しそうだなぁ雷蔵…私も混ざろうか)」


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