一年生と幼女とその他 会話文のみ。分かりにくい。 ・平太+αの場合 「平太ちゃん」 「……平太お兄ちゃん、って呼んで」 「どうして?」 「だって、僕、君よりお兄ちゃんだもの……それに『ちゃん』って、女の子の名前につけるんだよ」 「でも平太ちゃんは平太ちゃんよ?」 「だから、駄目なの……」 「……!」 「今出てったら一日中全保健委員が君にへばりつくからね」 「な、何っ……?!」 「不運が伝染るのが先か過労死するのが先か……見物だね」 「伊作先輩、それ自分で言っちゃ駄目です」 ・伏木蔵+αの場合 「やあ、伏木蔵くん……なんでそんな警戒してるんだい?」 「この子に近付かないでください〜」 「この子?どの子?」 「見ちゃ駄目です。粉もんさんはこの子には刺激が強すぎます。あーる十八です」 「人を猥褻物みたいに言わないで欲しいなぁ」 「伏木蔵お兄ちゃん、わいせつぶつってなぁに?」 「そんな言葉覚えちゃ駄目だよ。ほら粉もんさん、きょーいくに悪いので帰ってください〜」 「ただいまー。留守番任せてごめんねふたりとも。変わったことはなかったかい?」 「おかえりなさい。それが今……」 「ぜんぽーじさん、わいせつぶつってなんですか?」 「……」 「さっき粉もんさんが来て……」 「……」 「……」 「乱太郎、悪いけど食堂に行っておばちゃんから塩もらってきてくれないかい?」 「は、はい!」 ・伝七&兵太夫の場合 「でんいちくんの髪はさらさらね」 「伝七だ、でんしち」 「でんいち?」 「伝七っ!」 「言いにくいんだよ。名字で呼ばせれば?」 「あ、兵ちゃん」 「黒門なら言いやすいよなー?」 「くろかどくん?」 「だっ、駄目だ!」 「だめなの?」 「伝七は我儘だなぁ。じゃあ伝ちゃんでいいんじゃない?」 「伝ちゃん?」 「だっ、」 「二択だよ、黒門くんか伝ちゃん」 「伝ちゃんもだめなの?」 「う…………そ、それでいい……」 ← ×
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