追記

伊作が『何かを別の何かに変える能力』を手に入れたようです(うえきの法則)
六はの会話のみ。



「留三郎、僕は能力に目覚めたかもしれない」
「何言ってんだ伊作、トイペ踏んづけて頭でも打ったか」
「頭は打ったけど関係ないよ」
「打ったのかよ」
「いいから聞いてよ。僕、昨夜は保健委員会の当番だっただろ?」
「ああ、そうだったな」
「で、薬草の整理とかしてたんだよ。そしたらなんやかんやあって倒れてきた薬棚に頭をぶつけて気を失って」
「相変わらず不運だな」
「目が覚めたらなんと、手に持ってた薬草がトイペに変わってたんだ!」
「……」
「つまり薬草をトイペに変える力!どう思う留三郎!」
「……能力だったとしても、役に立たなくないか?」
「え」
「トイペは保健委員会の予算で管理してねえし、折角薬草取りに行ってもトイペに変わったら意味ないだろ」
「……」
「……逆は出来ないのか?」
「……無理。しかも発動条件も分からない」
「……」
「……」
「……き、気をつけろよ」


発動条件は不運な目に遭うとかそんな感じ。

2012/04/15

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