僕と君では温度の差、というものがあるらしい。僕は熱くなったら、直ぐに温度が上がる。けど、君は熱くなるのも遅く、じわじわと温度が上がる。

僕は君が大好きで、君は僕が好き。“大”が入るか入らないかで、かなりの温度差だと思う。

君が“大好き”と言ってくれるまで、待っててあげるよ。

ずっとずっと、この先も、君の隣で…。


「ねぇ、マックス」
「何、真君?」
「好き」
「それ以上にならないの?」
「だって、言わなくたって分かってるでしょ?」


そう言って微笑んで、君は僕の手を握り締めた。言われなくても分かってる。だけど、聞きたいじゃないか。君の口から“大好き”という言葉を。

照れ屋で不器用な君だから、直ぐには言ってくれないと思うけど、やっぱり僕は待つよ。だって、聞きたいから。

そして、君が言うまで、僕は言い続ける。

“大好きだよ”と。


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久々に、松半です。
佐久鬼ばかり書いてたような…
気のせいですね。

やっぱり、ぐだぐだだorz

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