「真君、ブランコ乗ろうよ」
部活帰りに二人で手を繋いで帰ると、河川敷の公園を指差しながらマックスが言った。ニカッと笑うマックスに、俺は頷いて答えた。
「いいよ。でも、何でブランコ?」 「青春って感じがするから。黄昏時にブランコって良くない?」
そう言ってマックスはケラケラ笑い始めた。青春って感じ、するかなぁ?
「そんなに、しないよ」
ブランコに座ってポツリと呟く。ていうか、マックスと一緒に居られるんならその場所がどこだって構わないし。
「そうかなぁ?でも、僕は真君と居ることが青春だよー♪」 「あ、ありがとう」 「照れてる真君も好きー♪」
急にそんなことを言うからドキッとしてドモってしまう。俺ってマックスのこと、好きなんだなー。
「俺もマックスが、好き」 「真君、真っ赤ー。可愛いー☆」 「かっ、可愛くなんか…」
マックスから顔を背けて言うと、ブランコをグイっと引き寄せられ、驚いてマックスを見るとそのまま軽くキスをされる。キョトンとしている俺を見てマックスはニッコリ笑って言った。
「可愛いよ、僕の真君は」 「マックス…ありがとー」
お返し、といって俺はマックスの唇に一瞬だけ自分のを重ねる。離すとビックリした表情のマックス…だけど、直ぐに表情が変わってニヤッと笑った。そのまま、さっきより力強くブランコを引っ張られて、後ろに倒れてしまう。そこにマックスが俺の手を引いて起こすと服に手をかけられる。
「真君…ふっ…」 「えっ?え?マ…マックス、ここ、外だからっ!」 「僕たちの愛に外も中も関係ないよ☆」 「わっ…えーっ!?」
そのあと深いキスをされて、脱がされそうになるのを必死で止めるとトイレに連れ込まれて、外に出られた時には外は真っ暗だし、腰は痛いし…。でも、俺はそんなマックスが大好きだ。好きだよ、大好きだよ、マックス。
***********
松半に投票が10ptでしたので書かせていただきました。
ブランコって青春ではありませんか?私だけですか? 駄目ですね。いろんな意味でぐだぐだです。
投票ありがとうございました☆
|