永久に貴方を愛します。
そう、神に誓った。
しかし、その愛は神に受け入れてもらえなかった。
嗚呼、何故この愛を主は受け入れてくれないのだろうか。

ここまで言っておいて何だが、俺は神など信じていない。信じているのはただ一人。決して触れることもできないはずだった、俺の大切な人、グランだけだ。

―どこまで深く貴方を愛せば、全てが俺を許すのだろうか

それは純粋な俺の疑問。
儚く消えてしまいそうな彼をどこまで愛せば、俺は許されるのだろうか。

「俺は…許されないのでしょうか」
「大丈夫。コーマは俺が許してあげるから」

いつもなら俺が抱き締めるところだが、今回はグランに抱き締められてしまった。

「俺には、貴方が全てですよ」

抱き締められたまま笑った…つもりだが、ちゃんと笑えていたかは分からない。
とにかく、グランに許されたことで全てに許された気がする。
全知全能の神は今、俺を抱き締めている。
俺は今許されたのだ。


僕等は今許された

********

何がしたかったのか。今更だがな。何となく宗教チックにしたかった。
そんだけだ。
お題に添えないのは、何故?

素敵お題提供『ひらひらと舞う』様
いつもさーせん。

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -