永久に貴方を愛します。
そう、神に誓った。
しかし、その愛は神に受け入れてもらえなかった。
嗚呼、何故この愛を主は受け入れてくれないのだろうか。
ここまで言っておいて何だが、俺は神など信じていない。信じているのはただ一人。決して触れることもできないはずだった、俺の大切な人、グランだけだ。
―どこまで深く貴方を愛せば、全てが俺を許すのだろうか
それは純粋な俺の疑問。
儚く消えてしまいそうな彼をどこまで愛せば、俺は許されるのだろうか。
「俺は…許されないのでしょうか」
「大丈夫。コーマは俺が許してあげるから」
いつもなら俺が抱き締めるところだが、今回はグランに抱き締められてしまった。
「俺には、貴方が全てですよ」
抱き締められたまま笑った…つもりだが、ちゃんと笑えていたかは分からない。
とにかく、グランに許されたことで全てに許された気がする。
全知全能の神は今、俺を抱き締めている。
俺は今許されたのだ。
僕等は今許された
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何がしたかったのか。今更だがな。何となく宗教チックにしたかった。
そんだけだ。
お題に添えないのは、何故?
素敵お題提供『ひらひらと舞う』様
いつもさーせん。