「好きだよ」
「知ってます」

いつもと変わらない笑顔を称えたまま、コーマは頷いた。
本当にそう思ってる?と、何度も聞きたくなることがあるけど、それは無駄なことだと、とうの昔に学んでいた。

「ねぇ、コーマ」
「はい?」
「もっと…愛して?」

上目遣いにコーマを見上げると、いつもの笑顔から、ちょっと困ったような笑顔になる。こうやって、いろんな面がわかったりするのは、恋人の特権。でも、それじゃあまだまだ足りないから…もっともっと。

「ねぇ…ダメ?」

コーマの首に腕を絡めて、誘う仕草を見せる。こうすれば、彼は俺の欲していることをしてくれる。

「仕方ないですね…」

俺の頬にキスを落として、コーマは優しく押し倒した。
壊れてしまうほど、もっと強く。
ダメになりそうなくらい、もっと愛して。


ダメになりそうな位

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コーマさん、若干ヘタレ入った!?
ヒロトは愛に飢えてればいいよ。
文は残念だが、お題楽しい!

素敵お題提供『ひらひらと舞う』様

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