「つーなーみーさんっ」

木の影に隠れて周りの様子を伺っている綱海さんに後ろから声をかけてみると、凄い勢いで驚きながら振り返った。

「た…立向居」
「こんなとこで、何してんですか?」
「いや、別に…」

綱海さんは、きまりが悪そうに頭を掻いた。たぶん、俺は避けられている。たぶん…

「俺を、探してた…とか?」
「俺っ、先に練習行くから…」

そう言ってはぐらかそうとする、綱海さんを後ろから抱き締めた。すると、綱海さんの動きが一切止まる。

「綱海さんが、逃げようとするから、いけないんですよ…」
「……ッ…」

ふっと耳に息が触れるくらいのところから囁くと、俺の腕の中の綱海さんはビクリと身体を竦める。
首筋に痕を付けてから、綱海さんを解放した。それが消えるまで…いや、消えても貴方は俺のものですよ。


貴方が逃げるからいけないんですよ

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素敵お題が霞む…(泣)
何て文才がないんでしょう。

今回も、たぶん病まなかった!

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