「なぁ、ガゼル。これとこれ、どっちがいいと思う?」

バーンとデートに行こうという日。バーンはパーカーとTシャツを見せながら、私に尋ねる。私はすっと指を指して答えた。

「パーカーの方がいいと思う」

じゃあ、と言いながらバーンは服を着替え始める。何だか可愛い、とかいう考えを振り払おうとしても振り払えず、ついついバーンを押し倒してしまった。何をやっているんだ、という思いよりもバーンへの想いが先走ってしまう。

「…何だよ。どけよ、ガゼル」

ムッとして言うバーンがいとおしい。私はニヤリと笑ってバーンに言った。

「バーンに選択権はないから。私のしたいようにするよ」
「〜〜ッ!!」

真っ赤になるバーンに手を伸ばした。
今日のデートは、これで中止だ…。

君に私以外を選ばせる気はないよ。
それから、私以外に触れさせることも、許さない。


キミに選択権はないから

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あんまり、病まなかった!
よかった!!

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