こんなところにまで目を通していただきありがとうございます。完結できましたのは読んでくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

ここから先は人によっては不快・不愉快に感じかねない誰得裏話オンパレードでございます。危険だなと思われた方はブラウザバックをお願い致しますすいません。
そして無駄に長いですすいません。







楽しかったー……!
13で死んでいたはずの人たちとの話だったので、大暴れできて楽しかったです。何考えてんだってぐらいの大暴挙ですねこれ。まぁもう……今更ですね……。


今回とても話がややこしかったので(私もまったくわかりませんでした)、ちょっといろいろ詳細を語ってみようと思います。語っててよくわかんなくなる気がしますが。

夢主はエトロの瞳でしたが、同時にエトロからヴァルハラに出禁をくらっています。なんでこんな設定に……って話ですが、思えば最初書いてた時は「実はファルシでした」ってオチの予定だったんですよねぇ。というか、13−2プレイするまではその予定でした。13完結の際頂いたコメントの中に、「実はエトロでしたってオチかと思ってました」って方がいて、意外とミスリードがうまくいってたなと一人にやにやしておった覚えがございます。どっちかっていうとファルシでしたオチの名残が強すぎてそういう感想を抱かれたのではないかと今では思います。かけらもうまくいってないじゃないか。ミスリードというよりただのミスですね!

そして瞳として、夢主は未来を見ると死ぬ代わりに死んだように眠り続けるという呪いを持っていました。そんなもんあんのか?と書いてて何度も思いましたが、リターンズにおけるセラちゃんもそんな感じみたいですしそういうことでいいのではないでしょうか。いいのでしょうか?
エトロに憎まれているとかそういうことはかけらもなく、ユールの言葉にあるように「死に続けるか生き続けるか、どちらが悲劇かわからなかった」というのが真相なのではないでしょうか。なのではないか連発ですね、いいのでしょうかマジで?
エトロって本当に愚かな神様なんだと思います。ルシたちが哀れだから、それを救うために世界を歪めてしまったことからも知れることですが、原作さまでもエトロは愚かな神です。でも慈悲深く、救える相手は救いたがる傾向があるようです。ある種、プレイヤーと同じ視点なのかもしれませんね。

そんなわけで眠り続けるはずだった夢主ですが、エトロの力を受け継いだライト姉さんによって叩き起こされ、セラちゃんを探す旅に出ます。当然のようにヤーグさんとジルさんと一緒に。もうね、これはね、当たり前ですよね。今度こそ念願叶いましたねよかったですね。夢主の望みが一気に叶いましたね。
そんでなんか全体的に夢主と二人が仲良くするという展開がとても私得でした。書いててホンット楽しかった。士官の頃とはちょっと違うんですよね、距離感とか……具体的にはヤーグさんが気安い。可愛い。
それをすべてシドさんが横から現れて掻っ攫っていくわけですが。ジルさんとヤーグさんがいつ暗殺を決行するのか楽しみでなりません。もちろん成功しません。

えーと閑話休題。
カイアスさんの目的は世界の仕組みをぶっ壊すことなので、そのために邪魔だったのがエトロの眷属にあたる人間たちです。ライトニングもそうだし、セラちゃんもそうだったと思います。ユールも一応そうですけど、彼女はそもそも勝手に死んでしまうし。
そこに夢主をぶっこんでみることで、この旅に意味をもってきました。最初はセラちゃんのためだけに旅をしていましたが、それだけだと夢主が「やっぱやーめた」って言い出せてしまうので。逃がさんよ。
夢主が生きているにもかかわらずエトロが死んだのは、カイアスの言葉の通りです。エトロの瞳として仕事をしていないニートの夢主には専有分がないので、彼女の生死はもはや関係ない、という。これはちょっと無理やりかな、と思ったんですが、夢主に役割が存在しないのはまぁ、「仕事したくないってうるさいから母ちゃんもうあんたに仕事はやらないよ!寝てな!」ってことで。たぶん。
エトロさん、本当にすいませんでした。立ち位置が迷子女神。

たぶんこんな感じで説明できているのではないかと……願っています。だめだわからん。わからんよ。



前回同様、やっぱりキャラごとにも少しずつまとめたほうがいいのかな。

・ライトニング姉さん
→姉さんがんばれー……!13シリーズって姉さんいじめシリーズなんじゃないかと思うほど姉さん不憫ですよね。誰か言ってたけど姉さんには男が寄り付かんな……セラちゃんはあんなに男を侍らせて……いやそれは違うか。すいません。
姉さんに関しては、もうほとんど関わってないので言うことがありません。つらい。

・スノウくん
→ごめん。本当にごめん。私はスノウくんが大好きです。
一つ言い訳させてもらえるなら、あれはあれとして夢主が甘えてたんだと思います。(突然蹴ってた件)

・ホープくん
→飛びつきたい。よくもまぁイケメンに育ってくれよったな。
夢主があんなに大騒ぎしてたのは結局仲間に再会できた初めての相手なのと、いい反応してくれるからついテンションが上がっていたんだと思います。本気で迫ったりはさすがに。


あとは絡みなしでしたねルシ組。もう少しなんかあってもよかったとは思うんですけど……ヴァニラさんとファングさんにはセラちゃんたちの方優先で動いて頂いて。


・ジルさん
→なぜか今回になって良識を身につけた女王様。シドさんと関わる時間が前より増えたことで、かつ夢主がいないことで冷静にならざるを得なかったのだと思います。
そもそも、常識がないわけではなく、ただ「アイデンティティが常識に拠らない」という人だと思うので、必要ならば常識的にもなれるんだと思います。全く同じことをもう何度も言っている気がする。
今回は完全に巻き込まれのとばっちりなので、優先順位は夢主の安全これに尽きる。夢主がセラちゃんのためだのライトのためだの言うのがいちいち胸に痛いので、地味にいつもイライラしていました。
ヤーグさんとの絆は更に深まったようですね。仲が良さそうで大変よろしいです。

・ヤーグさん
→なぜか今回になってちょっと思い切りがよくなってる。夢主が眠ったことで、「躊躇してる余裕はねぇ!」という、男が上がったな……みたいな感じがかっこかわいいですね。ヤーグさんマジかっこいい。
ジルさん以上に13での出来事を悔いてるので、とても自分に厳しく、つまりジルさん以上に苦しんでいたと思います。シドさん以上かもしれませんね……。シドさんはなんだかんだ人間のための仕事をしてたから、ある種罪滅ぼしになっていたかもしれませんが、ヤーグさんはそれも表立ってはできない。とても苦しい立場でしたね。難しいですよね、どうせ許されないからと折り合いをつけてしまうわけにもいかなくて。
ともかく、それができない人間である、そこがヤーグさんの最大の魅力なんでしょうねえ。そんな190センチ、かっこかわいい。

・シドさん
→なんていうか……いえ、あの、実にすいませんでした。
シドさんが今回とても、とても優しいので、というかなんかラブを感じるので(うまい言い方がわかりません)その点についてもコメントいただけて嬉しかったです。シドさんだって人並みに独占欲くらいあるよ多分。しらんけど。
13の頃も決して愛情がなかったわけではないのですが、いかんせんわかりにくいんですよねえこの人。ゲームしてて何度も思いました。彼は何でもわかってる人間なので、それより劣る人間(という言い方だと語弊があるんでしょうが)からしたら何してんだかわからないんでしょうね。少なくとも私にはわかりませんでした。
ともかく、夢主とは末永くよろしくしてやってくださいって感じです。なんだかんだいって、夢主はシドさんが大好きなようですので。

・夢主
→暴れすぎです。


あんまり明言はしてなかった(と思うんですが)、13-2はいわゆる“つなぎ”のお話でした。リターンズにて彼らがどうなっているのかを考えた上で、そこに繋ぐためのお話でした。ので、今回までで解決しなかった問題とかそういうものはリターンズへと引き継がれることになると思います。
とか言いながら、リターンズはそこまで長く続けるつもりはないんですけどね。むしろ、士官学校編のような、“一見終わりの見えない単発話”をいくつかすることになるのかな、と。まだ決めてません、ちょっと長編休止期間を置くつもりなので。そして、リターンズが終わったら……という話まで書けたら嬉しいです。リターンズに至ってようやくルシのみんなとも軍部組が関わっていけるようになるんじゃないかなと甘い展望があったりなかったり。難しいかなぁどうかなぁ。スノウくんとヤーグさんが友達になったりしてくれたらすごくいいと思うんですよ。ジルさんとはヴァニラが意外と相性よさそうな気がするんですけどどうでしょう。シドさんは……まぁちょっと置いといて。

そういえば、リグディさんですけれども。
なんかちゃっかり時空飛んできちゃいましたが、最初は予定にありませんでした。なんかシリアスクラッシャーしてくれる人がもう一人くらいいないと、夢主が本気でボケ以外に回れなくなってしまうので急遽引っ張ってきちゃいました。ごめんよリグディさん。

しかし、きちんとプロット立てて書いた割にはなーんか、くどい?感じになってしまったというか……その割にわかりにくいというか……うーん。
そもそも私が13-2のストーリーをちゃんと把握できてなくてですね……13-2は軸のストーリーに対して例外だとかが多くて、難しいんですよね。あとタイムパラドックス苦手なんですよね……矛盾って難しいですね。


そしてパラドクスエンディングについてですが。
もう何て言ったらいいんだか。どうしていいんだか。
何がしたかったのかといえば、個人的に、愛情のすれ違いっていうのがものすっごく好きなんですよ。ちなみにそれが愛情でなくても好きです。
しかし夢主が一欠片も嫌がっていないところが本当にどうなんだと思います。

あとリグディさんには陳謝。でも参戦させられるよりは良かっただろ?と最悪の二択を天秤にかけてみる。


今回も長々とお付き合いいただきましてありがとうございました!
少し構想を練ったらすぐリターンズを書き始めようと思っています。どうぞよろしくお願いします。


2014.10.27. 完結
2015.1.25. 書き直し完了
2015.2.3.  完全完結
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