彼らのやり方

2015/05/01 04:08


their way.つまり彼らのやり方、についてなのですが。
あるいは、四課のやり方としてもよいのかもしれません。ミッションコードはクリムゾンな方々のやり方です。

ナギくんの目標は“魔導院の安全”“0組の保護”“夢主の確保”であり、その最短経路が何も知らせず夢主を監禁するというものでした。一方で夢主の目標が“クラサメさんと0組の保護”であり、その最短経路が今回は四課を犠牲にし矛先をそらすというものでした。

至極単純な話で、私の思う四課のやり方とは、目標単体をいつも捉えているやり方な気がします。ナギくんは夢主がどう思うか、それによって四課に不信感が芽生える可能性なんかはまるで意識の外でしたし、夢主も院長に止められるまで自分が信頼できる数少ない仲間を殺そうとしていることを考えませんでした。どこまでも冷静なようでいて、ひとかけらも冷静ではないのですね。完全に、振りきれてはならない方向に振り切れているのに、それに誰も気づいていないような。
四課に落ちる段階で、彼らはすべてを守ることをもうあきらめている気がします。四課落ちしたくなければ、逃げればいいと思うんですよね。四課の存在を公にしてしまうこともできるし、いざとなれば国境まで逃げてしまえばいいんだし。四課に入りたいっていうアホもいるかもしれませんが、そういう人間は尚更覚悟していることだと思うんですね。四課以外のものを優先することはできなくなるって。
で、四課にいる人達っていうのは、何かを諦めるときまず“自分”を切り捨てられるのではないでしょうか。と思う。
ナギくんが0組や、魔導院を第一に考えるところから見てもそんな気がします。四課に人権などナイノデハ。


ともかくそんな彼らのやり方は似通っていて、というかほとんど共通で、だからこそぶつかる時は殺し合いにすらなってしまうような、そんな印象です。それを活かせていたらいいなと思います。




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