「「名前、トリックオアトリート!」」
2人に呼ばれて家を訪ねると仮装したジョセフとシーザーが迎えてくれた。ジョセフは狼男でシーザーは海賊の服装だ。
「お菓子持ってきたよ!」
「何で名前は普通の服なんだよ〜」
「一応用意してよかった。名前、これを着てくれ」
「シーザーちゃんが選んだんだ〜さっすがスケコマシ」
「うるさいぞ、ジョジョ!ほら、名前」
隣の部屋で中身を見ると黒い魔女の服が入っていた。着替えていると外がうるさい。
「おいジョジョ!開けるなよ!」
「大きな声出すなよ、聞こえるだろ」
もう聞こえてます。急いで袖を通した。
「名前、早くしたほうがいい。ジョセフがドアを開けそうだ」
「えっ?!」
私は急いで着るとドアを開けた。
「へ〜似合ってるじゃん」
「名前、似合ってる」
かっこいい2人にそう言われて恥ずかしくて居心地が悪い。
「……ありがと」
「名前の好きなお菓子用意してたんだ、早く食べようぜ!」
「ジョジョッ!お前は何もしていないだろ!」
「細かいなァ、シーザーちゃんは。名前早く座れよ」
そう言うとジョセフが私の左手を、シーザーは右手を引いて私を席に導いた。