「名前、最近血が不味いぞ」
「散々飲んでから言わないでくださいよ」
「食生活を正せ」
「そういえば最近腹に肉がついてきたなァ」
そう言うと私の後ろにいたカーズさんが私の腹を摘まむ。
「そうだな、最近手の肉付きがよくなったような気がする」
「吉良さんまでですか?!」
そんなに太ったかな。確かに最近はついお菓子を買って食べることが多かったかもしれない。
「名前、菓子は禁止だ」
「え〜」
「それがいい。名前のご飯は私が作っているんだ。栄養はとれているはずだ」
こうして私はみんなにお菓子を食べることを禁止された。
「名前、あれは何かな?」
吉良さんが指差す先には私の鞄からちらりと覗くお菓子の箱。まずい、怒られる。
「まったく……少しだけにしておきなさい」
見つかったのが吉良さんでよかった。
1週間後、体重計に乗ると少し体脂肪が減っている。それにお腹もすっきりしたような気がする。
「前の味に戻ったな」
血を飲むとDIOさんが呟いた。よかった、そう思っているとDIOさんが肩をがしりと掴んだ。
「もう少し貰うぞ」
「えっ、だめです」
「チッ」