酔(DIO)

「DIOさん!お帰りなさい!」

いつも私が帰って来てもそっけない態度で迎える名前がいつもより明るく出迎えた。

「ああ」

名前はにこにこしながら私の胸に抱きついた。

「なんだ、そんなに寂しかったのか?」
「うん、DIOさんがいないと寂しい」

そう言って頭をぐりぐりと私の身体に押し付けてきた。

「そうか。なかなか可愛いところもあるじゃあないか」
「DIO、水を差すようだが名前は酔っているぞ」
「WRYY……」

bkm