PH エリオット
誰が泣けといった。
誰が慈しめといった。
ほら、さっさと涙を拭け。
歌王子 音也
笑って、笑ってよ。
俺がなんのために笑ってるか、わからなくなる。
TOV レイヴン
指で弾く、握って斬る。
あんたたちからはどっちが本物にみえる?
どっちも偽物で、どっちも本物だ。
TOX アルヴィン
どこからか漂ってくる、ピーチパイの甘くて柔らかい匂い。それに母を思い出して切なさに苦しくなると思ったら懐かしさに暖かくなっていた。
大丈夫、俺は前に進めている。
零式 キング
何回目、何回目だ?
何故思い出すんだろうな。
いっそ壊してくれればいいと
思ってしまう。
TOV デューク
声がする。子供の声。
声がした。大人の声。
静かになった。また世界が消える。
庭球 リョーマ
走っても、走っても
まだ遠い。
登っても、登っても
まだ高い。
あんたたちの、存在は
PH ジャック
きみのためなら。ねえ、ほら。なんだって。ぜんぶ、いわれたとおりなんてしなかったけど。わたしのからだはきれいじゃなくなったけど、きみがきれいなら、それでいいんだよ。
TOS コレット
ちょうちょがひらひら舞ってて、
みずみずしいトマトに止まった。
それを見てロイドが変な顔して笑ってた。
守りたいとおもった。この風景を。
FF7 クラウド→ザックス
親愛、友情、尊敬
そんなもんじゃ足りないほど、
―してる
TOV フレン
目がたくさん、僕を見る。
すがる目も、呼び止める目も、
たくさん、たくさん、
ごめんなさい。
僕の目は、二つしかないから。
(見つけられなくて、ごめん)
Ψ難 斉木
そうだな。
もう僕の思い通りの世界なんだろう。
僕自身に、自覚がなくともな。
庭球 木手
孤高でいい。孤独でいい。
後ろに、あなたたちがいますからね。
TOV ジュディス→リタ
幼い子。
年齢も身長も、私より幼くて。
なによりも、あなたはいもうと、だなんて。
気づかなかった私も、まだ幼い。
歌王子 レン
大丈夫だよ、と抱き締める腕も
愛してるよ、という囁きも
経験がないから、偽りでしかない
TOS ゼロス→セレス
守りたかった。たぶん、きっと
神子なんてごめんだった
でも、
お前が神子になっちまうのも、
ごめんだ。
TOX アルヴィン
助けて と、叫んでも。
手を伸ばすことすら、
子供の俺には難しかった。