‖ 七海⇔木ノ瀬 体調悪くて保健室で寝て、目が覚めたらたまたま保健室に来てた木ノ瀬と中身が入れ替わっちまった。 なんで寝て覚めたら他人の身体になってんだよ! 「………なんか意外な組み合わせだな」 『哉太と梓君かー…』 「なんだよお前ら」 「木ノ瀬………!先輩に向かってお前とは何だ!」 「今中身は七海先輩なんですけど」 「哉太が敬語使った……!」 「羊!それは木ノ瀬だっての」 「なんか不思議な光景だね。木ノ瀬君の目つきが何時になく悪いよ」 『梓君目ぇクリっとしてて大きいからなんか怖い……』 「哉太はいつもより表情が軟らかいな」 「見てて気持ち悪いんだけど」 「気持ち悪いってなんだよ!!」 「ちょっと土萌先輩、今の言葉、僕に失礼じゃありません?」 「おい木ノ瀬、俺には失礼じゃないってことか?」 「だって僕を見て気持ち悪いって言ったのであって、七海先輩を見て気持ち悪いって言った訳じゃないと思いますけど?」 「確かに上辺だけ見たらそうなるよね」 「む…そういうものなのか?」 「ほら、部長もこう言ってますし」 「いや意味わかんねぇし!!」 「哉太、少し落ち着け」 「これが落ち着いていられるかよ!!」 『…………』 「月子?どうしたの?」 『いや、あのさ、哉太って体力三分しか保たないじゃない?中身が梓君でもそうなのかなーって思って』 「なんか、僕と神楽坂君の時も同じ様なことをやった気がするんだけど…」 「部長の時は弓道をやりましたね」 「じゃあ試してみますか?夜久先輩」 「まじかよ…」 「面白そうじゃないか。やってみなよ哉太」 「錫也っ、オメェふざけんなよ!」 『じゃあさっそく外にレッツゴー!』 ズルズル…(哉太を引きずる音) 「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 in中庭 「…で、先輩。中庭に来て何すればいいんですか?」 『……考えてなかった』 「「えっ!?」」 「あはは…さすが夜久さん…」 「体力の限界が分かるものか…」 「だったら普通に長距離走でいんじゃないか?」 『そっか!哉太だったら三分きっかりしか走れないもんね』 「さっすが錫也!」 「長距離ですか。良いですよ。早くやりましょう」 「どーせ断ってもやらされるんだろ。とっとと終わらせようぜ」 『哉太…無理しないでね?』 「あいよー」 結果。 「木ノ瀬君、大丈夫?」 「ハァハァ………七海先輩って本当に三分しか保たないんですね……」 「すげぇ!三分以上走るの初めてだぞ!」 「哉太なんだか嬉しそうだね」 『今までどう頑張っても三分が限界だったもんね』 「木ノ瀬本当に大丈夫か?すごいキツそうなんだが」 「大丈夫なわけないじゃないですかっ………めちゃめちゃキツいですよ……」 「おい哉太、そろそろ走るの止めたらどうだ?木ノ瀬君が見てて可哀想なんだけど…」 「ハイハイ分かったよ」 長らくお待たせしました哉太&梓君! 本当に意外な組み合わせですよねw にっこり顔の哉太と目つきの悪い梓君ですよ皆さん← 友達が描いてくれた絵を見て爆笑しましたよ^q^ 〔←〕 |