※分岐式(R-18)
※アイショタナオと櫂ショタナオ
※闇アイチとЯ櫂くん






「な…なんだよこれ…」

休日ということもあり、今までゆっくりと眠っていたナオキが起きた時に発した最初の声は、間の抜けた欠伸ではなく、戸惑いを含んだものだった。

「なんで…俺の身体、小さくなっちまってるのか…?」

最初の違和感は、寝ぼけ眼を擦ろうとした時に瞼に触れた手の小ささだった。
次いで決定的な身体の異変に気が付いたのは、その違和感の正体を確かめようとその体を起こした時に訪れた。
身体が、高校生であるナオキのそれではなく、もっと小さい、小学生くらいの身長にまで縮んでしまっていたのだ。
自分はまだ寝ぼけているのだろうか? そう思い何度も自分の身体を見ても、その状況が変わることはなかった。
相変わらず手も身体も小さいままだったし、何より、変声期を迎えたはずの自身の声が、変わる前の高い声に戻ってしまっていたのを聞き、ナオきはやっとその状況を受け入れた。

「悪い夢にもほどがあるぜ…。どーすんだよ、これ…」

幸い、今日はこれから外出するような予定はない。先日学校でアイチや小茂井達と一緒にカードキャピタルに行かないかと誘われたが、家でじっくりとデッキの調整をしたいからと断ったからだ。
以前、交流試合を行った後江高校の櫂トシキ達も来ると、ずいぶんと食い下がったアイチ達に再度誘われたのだが、それでもナオキは断ってしまっていたのだ。

「そうだ、それだよ!とりあえず一人じゃどうにもなんねぇ…。誰かに相談すれば、少しは解決策の幅も広がるってもんだ!」

そこまで思い出してから、ナオキはふと思い立ったように手を叩く。
そうだ、このままひとり部屋で唸っていても解決策なんてまともに浮かぶわけがない。それならば、誰か相談に乗ってくれそうな人物と一緒に考えた方がよっぽど有意義だという結論に至ったのだ。
そこで頭に浮かんだ人物は、


闇アイチ(R-18)
→櫂(Я櫂 R-18)