※百合な櫂アイ
※櫂君はやっぱり胸フェチ
※いきなりヤってますので苦手な方はブラウザバック










その純真さを穢すことが、酷く怖いと感じる。

けれど、肥大化した己の欲に勝つことなんて出来なくて、今日もこうして自分より一つ年下の幼い少女の身体を後ろから抱き込み、犯すのだった。




















「……は、…ぁ、かい、くん…っ!!」


ベッドサイドに置かれた小さなランプが控えめに室内を照らす中、自身の腕の中から小さな、けれども確実に艶を含んだ少女の嬌声が響く。
身体を敏感に揺らし、蒼髪を揺らすその動作と同時に、光に反射した汗がきらりと光る。

けれどその呼び掛けには答えずに、自身の掌に収めた少女の小振りな、未だ発達途中な乳房をゆっくりと揉みしだく。
そうすればまた、彼女は嬌声を漏らしながら快楽の波に呑まれるのだ。

制服が汚れるから。と、服を着たまま行為に及ぶ前に釘を刺されたので、今互いに身に着けているのはレースがあしらわれた下着だけだった。

ちらりと見下ろした、胸上へと捲くし上げられた彼女の下着は、その年頃の女の子が好んで良く着る、白いリボンが所々に装飾された甘めの下着。
対する自分は黒のドットが大きくプリントされた、可愛らしくも辛みのある大人なデザインの下着。

その対照的な下着が並んでいるだけでも十分に倒錯的だというのに、今の自分たちのしている行為を見ることの出来る人間が居たら、彼らはどんな風に思うのだろう。

同じ性を持つ者同士が、絡み合っているこの状態を見たら。


「んぅ!あ、……あっぁ、…」


無意識の内に彼女の乳房を強く掴んでいたらしい。彼女が切なげに、悲痛そうに嬌声を上げる。
それにすまないと小さく返してから、けれども行為を止めることはせずに、今度は乳房への刺激で立ち上がった桃色の突起へ指を運んだ。

くりくり、ぐりぐりと、緩急をつけて突起を愛撫する。

そうするだけで彼女の桃色の突起はツンと自己主張を始める。
そこへさらに追い打ちをかけるように、今度は自身の唾液を塗した指を使って、乳首を捏ね回した。


「ひぁぁっ!あ、やぁ……かい、くん……むね、ばっかり…いやぁ…」

「どうして?こんなに反応しているじゃないか」

「それは……かいくん、が、そこばっかり、いじる…から……あぁっ!!」


すると、先程から胸ばかりを執拗に愛撫するのに抵抗を示した。
いやいやと首を振り、未だ突起を愛撫する手を制止するように、その上から一回り小さい手を重ねてきた。

けれど、櫂自身はそこが彼女、先導アイチの性感帯の一つであると熟知しているからこそ、そこを執拗に攻め立てていたのである。
その彼女の制止の声などものともせず、櫂は彼女の耳元へ囁きかけるようにして更に羞恥を煽る。

幼い身体はどこも性感帯。というより、未知の快感に身体が過敏に反応してしまうのだ。
櫂の女性にしては低く、凛としたその艶声にさえも、アイチは反応し息を弾ませるのだった。

幼いと言っても、櫂とアイチの年齢差はたったの一つ。
けれど、年相応の櫂に比べ、アイチはいくらか発達途中なところが多々あった。

しかし、少女にとって成長が遅いというのはあまりショックを受けるべきことではない。
小さいその身体は男からしてみれば普通に発育した女性よりも庇護欲を誘うものだ。

内気な性格も、柔和な笑顔も、柔らかな眼差しも。全て。

だからこそ、怖いのだ。

アイチとこの関係になって、こういった行為に及ぶ際に、櫂が快楽を共有する狭間で揺れる事象。
それは、アイチというまさに『純真無垢』を絵に描いた様な少女を欲に染めることによる抵抗と、恐怖だった。

アイチが聖人だからこそ、穢すことを恐れているという訳では決してない。
ただ、ただ純粋に、櫂はこの少女と自身を昔の姿、関係のままで留めておきたいと心の奥底で願っているのだ。

四年前に初めて出会った時の、あの姉妹のような関係のままで。

自身の手によって穢れ、欲に濡れるアイチを見て、自己嫌悪に陥ってしまうことを、櫂は何よりも恐れていた。
そのことに、本人は気付くことはないのだが。

だけど、一度点いてしまった欲望の火はそう簡単に消えることは無く。

こうして今日も、櫂は自分が満足するまでアイチを組み敷き、快楽に沈ませ、その身体を貪るのだ。

「アイチ……今日は、このまま、イけ…」

「あっ!やぁ……や、……や…、――――――っ!!」


突起を愛撫する指はそのままに、空いている掌で乳房全体を揉みしだき、ラストスパートをかける。

囁き落とされた言葉に目を見開き、先程よりも抵抗の色を濃くしたアイチだったが、耳に射しこまれた櫂の舌で耳殻を嬲るように凌辱されてしまえば、あっという間に果てた。

声にならない嬌声を発した後、がくりと頭を項垂れさせたアイチの下半身の下着をずらせば、愛液が厭らしく糸を引きながらランプの光を反射させた。


「もう少し落ち着いたら風呂に入れてやる」

「………ぁ、……ぅ、ん…」


労うように髪へキスを落としながら穏やかに言えば、乱れた呼吸を整えながらも掠れた声でアイチは答えた。










結局のところ、櫂がアイチを穢さない様にと自重することは出来ないのだろう。
何故なら、常人なら触れることの無い禁断の蜜の味を知ってしまったのだから。

なら、ひたすらに貪ればいい。
この少女の柔らかな乳房も、桃色の突起も、今日は触れることの無かった下腹部の奥深く、その甘味な蜜さえも。



(けれど、抗うことなど出来ず)



溺れてしまおう、二人で。