※仕事中に流れる曲に触発された
※グリーンからかなり矢印が出ている緑金
※個人的な贈り物
※幸ちゃんに捧げる!





「愛してる」


言葉にしても足りないくらいだけど、溢れ出るこの想いを止める術なんてこれくらいしかなくて。
自分の身体の中に閉じ込めたゴールドへ届けるように、俺は愛を囁く。


「恥ずかしいですよ、グリーンさん」


ここからじゃ顔は見えないけれど、耳を真っ赤にしたゴールドが身体を捩りながら小さく呟く。
でも、そんなこと言われても仕方ないじゃないか。

好きなものは好き。

愛してるものは愛してるって言葉で言わなきゃ、態度で示さなきゃ、
この気持ちは伝わらないのだから。


「嫌か?」

「………そういうわけじゃ、…ないですけど…」

「ならいいじゃねぇーか」

「そう、……ですね」


彼の言葉が小さく聞こえた後に、俺の腕にそっと彼の手が触れた。
その手も抱き込むようにしてもう一度強く抱き締めれば、ふわりと彼の香りが鼻腔をくすぐる。

暖かく、それでいて柔らかい太陽の香り。

その暖かさが俺の身体の中へ溶け込んで、心を温める。

この温かさは、きっと彼の俺への気持ち。
彼の照れた顔も、今の俺の言葉に対する答え。

その気持ちはどんなに時が経ったって、風化することなんてない。


「愛してる」

「……オレも、……愛してます」


今度こそ互いに向き合って、唇を合わせる。
そこから広がる熱も、想いも、俺達だけの宝物。

この想いは青い空も、星空さえも飛び越えて、明日へ続いていくだろう。
そうして毎日この想いが、君に、俺に、届きますように。



(君への「I Love You」)


「愛してる」の言葉じゃ、

足りないくらいに、君が好き!