高尾誕生日企画 | ナノ
Takao's Birthday Project
あと3日



本日11月18日のさそり座は7位!相性がいいのはみずがめ座!相性が悪いのはかに座です。
ラッキーアイテムは……ドラム式洗濯機です。



「……俺ん家ドラム式じゃねー」


ちょっと待ってよ。さすがにドラム式洗濯機とか買えねえっつの。
どうしよう。午後練とは言っても真ちゃんと会うし…や、俺よく考えろ。洗濯機とか持ち歩けねえだろ。

なら、持ってなくても真ちゃんにはバレない。
いやでも怖いから家電量販店にでも言ってドラム式洗濯機を愛でるか。


「早いけどもう出るわー」


リビングにいるであろう親に一声かけて、俺は家を出た。
その足で真っ直ぐ家電量販店に向かう。
オレンジ色のジャージ着た男子高校生が洗濯機見つめてるとか、変人だよな。


「……高尾くん?」

「あ、黒子じゃん」


店の中で偶然出会ったのは誠凛バスケ部11番の黒子。
真ちゃんと同中で、奇跡の世代幻の6人目。

まっさかこんな所で会うとは思わなかったけど……。


「何してんの?」

「今日の僕のラッキーアイテムが携帯用ゲーム機だったので。買い換えようかと」


黒子が手に持っているのは水色のPSP。
てか黒子も占いとか見るんだな。


「僕は緑間くんみたく電波ちゃんではないですが、丁度いい機会だと思ったので」

「なーるほど。俺の今日のラッキーアイテムがドラム式洗濯機でさー。この頃真ちゃんがラッキーアイテム持て持てってうるさいんだわ」

「そうですか」


そう言った黒子が、少しだけ微笑む。
こいつでも、こういう風に笑うんだなぁ。
なんか、キセキの奴らってキセキたちに変化があると綺麗に笑うような気がする。
優しく笑うというか、微笑む。

それがちょっとだけ羨ましい。


「そういえば、今日はかに座との運勢最下位でしたね」

「真ちゃんに近づくなーって言われっかな」

「言われるでしょうね。緑間くんですから」

「でも俺の恋愛運最高だったんだけど……」

「高尾くんなら、どうにかできますよきっと」


それじゃ、僕はこれで

そう言って黒子は俺から去っていく。

俺はぼーっとドラム式洗濯機を見つめた。



:あと3日

書き始めてから1週間が経ちました。早いですね。
みずがめ座なので黒子っち友情出演(笑)





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