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「ゆめちゃん、ちっちゃい」

「幼女な夢子ちゃんメニアック!!!」


小さい夢子を見てその場にいた人の反応は様々だった


双熾と夏目は笑ったまま固まり、反ノ塚と渡狸はポカーンと固まり、凛々蝶は小さい子特有の可愛さに頬を染め固まり、固まっている人が多かった

その中でもカルタは小さい夢子の頬をつんつんしたりぷにぷにしたり、野ばらがその二人を鼻息荒く写真に納めている

蜻蛉はその様子を高笑いしながら眺めていた


「どういうことだ?」

「夢子も転生していたのさ。ここにいる奴等よりも遅く、な」


反ノ塚の疑問に蜻蛉がさらりと答える
そんな蜻蛉は凛々蝶に首を絞められていた


「おおおおい!お前は何してんだ!!??」

「貴様、彼女のことを知っていたのなら何故教えなかった」

「そんなの決まっている……M奴隷共の苦しみに染まる表情を見て楽しんでいた私がSだからだ!!」

「殺す!!!」


何処から取り出したのか薙刀を構え蜻蛉に振り翳そうとするが双熾がそれを止めた


「凛々蝶様」

「君!何故止めるっ…彼がムカつかな、」

「凛々蝶様。私に命じて下さい。殺れと」


あ、こいつ心底ムカついているわ
満場一致の見解だった


「あ、あの!」


蜻蛉を殺さんばかりの勢いの中、子供特有の高い声が響く


「きょうから、おせわになります『あけがき ゆめこ』といいます!よろしくおねがいします」


深々と頭を下げる夢子に先程とは一変。周りは表情を和らげた


彼女だ、ずっと会いたかった夢子がここにいる
これからまた一緒にいられる


「夢子ちゃん」

「「「妖館へようこそ」」」


待っていたよ、愛しい子


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