ウキョウ×ミネ成代のif話
ifと言うより番外編だと思う



笑う時、照れ臭そうに肩を竦めるところが可愛い
怒った時、不安そうに必死に怒った素振りをするところが可愛い
泣いた時、唇を噛んで声を出さないようにするところが可愛い


「つまり君は全部が可愛いってことだよ」

「恥ずかしいんでウキョウさんもう喋らないで下さい」

「照れた時、毒舌になるところも可愛いな」

「もうやだこの人」


この子はすごく可愛いと思う
どうしてこんなに可愛いんだろう

ぱっちりとした大きな瞳も、ふんわりとした髪も、一つ一つどの動作を取っても可愛いとしか言い様がない

恋は盲目って言うけどミネは盲目にならなくても十分可愛い


「もう!可愛い可愛い連呼しないで下さい!」

「ああ、ごめんね…でも俺本当にそう思ってるからさ」

「…、……」


拗ねたように唇を尖らせて俯く彼女
何を食べたら何をしたら何をして過ごしたら、こんなに可愛い子が出来るんだろう


「あ、お詫びって訳じゃないんだけどこれ、上げる」

「飴ですか?」

「うん…ミネ甘いもの好きでしょ?」

「わー!ありがとうございます」


やっぱり惜し気もなく咲かしてくれる笑顔が一番可愛いな


「はい、あーん」

「、え」

「だから、あーん」

「え、あの、あーん」


彼女の目の前にきらきら光る飴玉を翳すと照れながらも素直に口を薄く開く

飴玉を入れるふりをしてわざとミネの唇に触れるんだ
まだ誰も汚した事のない聖域
めちゃくちゃに侵してやりたいと思うけど
今は、触れるだけで我慢するから


「ふふ、すっごく美味しい」

「良かった…それ俺の好きな飴玉なんだ」


俺の好きな飴玉をミネが食べる

その飴玉と同じように俺の想いも彼女の中で溶けて彼女の一部になればいいなー、なんて思ったりした



僕の好きな飴玉をあげる



(「ウキョウさん」)
(「ひっ、トーマ!?」)
(「うちの従業員を餌付けしないでもらえますか」)

ギリギリギリッッ

(「痛い痛い痛い!!肩痛い!!指が食い込んでるっ!!!」)
(「えー、何のことですか」)
(「(なんでトーマの笑顔はこんなに怖いんだっっ)」)
(「………ニコッ」)
(「え、」)

ギリッ、バンッ、チュドォォオオオン!!

(「ぎゃああぁぁあぁあああ!!!」)

(「「「(ざまーみろ電波)」」」)





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