イッキ×ミネ成代のif話
イッキの片想い
ifと言うより番外編に近い



今日はミネが泊まりに来る

彼女の親が仕事の都合で三日間泊まり込みらしい
ミネは一人でも大丈夫だって言ってるが、親が過保護なせいか小さい頃から付き合いのある僕にミネを託してきた

過保護な癖に、幼馴染みと言えど男と二人きりで泊まらせるなんて、それこそどうなんだって思うけど

まあ行き成り警戒されるのも何だか複雑だし、彼女の親に信頼されてるに越したことないからね


「お邪魔しまーす」

「うん、どうぞ」


おずおずと部屋に入って来る彼女
警戒されてるのかなと思うと、やっぱり少し複雑だけど
男だと意識して貰えてるのかなと思うと嬉しくも思った


「ほら、ゆっくりしてていいからね」

「はーい」


僕の言葉にソファーに座りながらキョロキョロと物珍しそうに僕の部屋を見回す
何だかその姿が可愛くて笑みが溢れた


その後他愛ない会話をしたり彼女の課題を見てあげたりとしてたらあっという間に時間は夜になっていた


「先にお風呂入っていいよ」

「え、でも悪いですよ!」

「いいから、あ、シャンプーとか僕の使っていいからね」

「大丈夫です!ちゃんと持ってきてますよ」

「ダメ、ね?僕の使って」

「?はーい」


意味が分からないと表情で表して浴室に向かって行く彼女を見届けながら僕はほくそ笑む


きっと明日僕は周りから睨まれるだろう

僕と全く同じ香りを纏った彼女を前に、嫉妬と羨望と殺気とを混ぜ合わせた視線で


今からその光景が容易に想像出来て愉しくて仕方ない


でも調度いいや

彼女は僕のものだって、誰にも渡す気はないって

牽制と宣戦布告も兼ねれる



僕と同じ香水に洗髪剤



(「ミネ、お前その香り…」)
(「トーマ先輩…?(こっわ!)」)

(「ハハッ、まさか此処まで凄いとはね」)
(「イッキュウ…」)
(「ケン、顔怖いよ…ついでにシンも」)
(「……ちっ」)





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