シン×ミネ成代のif話
付き合ってる設定



「あのさ、」

「んー?どうしたの?」


シンは予備校で私も受験生だからか最近はあまり時間が合わなくて会える時間も限られてしまっている


「あー…、」

「ん?」

「、次の日曜に「ミネ!いたいたー!」〜〜〜っ」


シンが意を決した様に言葉を発したが、サワ先輩の声によって遮られてしまった


「次の日曜にさ私とマイとあんたでケーキバイキングに行かない?」

「、」

「ケーキバイキングですか?」

「そうそう!一緒に行こうよ」


私がどう返事をしようか迷っている時、後ろから強く腕を引っ張られた


「悪いけど、日曜は俺とデートだから」

「ええー!いーじゃんたまにはミネ貸してよー」

「無理、こいつ俺のだし」

「、」

「はいはいごちそうさま、じゃあまた今度誘うね」

「…はーい、サワ先輩すみません」


サワ先輩が去って行ったのを見届けた後、シンが腕の力を強めてきた


「シン、痛いよ」

「なんで」

「え?」

「なんで直ぐに断ってくれないの、俺だって」

「…、……」

「…俺だって、誘おうとしてたのに」

「だから断ろうと思ってたんだよ?」

「え、」

「でもシンが遮ったんだから」

「、」

「シン?」

「バカ」

「な!?」


文句を言おうとシンを見上げたら私の唇を塞ぐように少し荒い口付けで黙らされてしまう


「ん、」

「…ん、ふあ」

「…はぁ、ミネ…」

「あ、ん…なに」

「、なんでもない」

「え、なに、あっ、んー…」


シンに聞き返そうとしたけどそれも彼に言葉にする前に食べられてしまった



俺の話を一番に聞いて



(「可愛いなんて言えるかよ」)
(「シン?」)
(「なんでもない、ほら行くぞ」)
(「あ!待ってよ」)
(「はぁー…」)





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