突発的な話 | ナノ



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※ビーズログ2月号とついったーのネタが出てきます
主に会話文中心




「………林檎さん」

「レンくん、」


俯き震えるレン
林檎にはそれが泣いているように見え咄嗟に彼の手を握りしめる


「レンくん、私はレンくんが好きよ」

「ダメなんだ…俺はもうダメ、なんだ」

「レン、くん」


自信なく顔を歪めるレンに林檎はもう引き止めれなかった


「でも私の気持ちは忘れないで……私は今のままのレンくんが好き。レンくんだから、好き」

「林檎さん、」


見つめ合う二人
レンはそんな林檎の言葉が嬉しくて切なくて、唇を重ねようとそっと顔を傾けた






「いい加減にしろ!!!ランク外の神宮寺!!」


雰囲気をぶち壊す怒声が響く
しかも傷心中のレンの心を更に抉る言葉を添えて


「聖川あああああ!!!」

「3位の俺に文句でもあるのかランク外の神宮寺」

「うっ」


林檎を庇うように立ち得意気な顔でレンを見やる真斗
レンは既に涙目である


「ま、真斗くん!そのくらいに、」

「止める必要はありませんよ」

「トキヤくん!皆も」

「ランク外のレンが林檎さんに慰めて貰うなんて烏滸がましい」

「うぅっ」

「ていうかレンって何時も女の子が傍にいて人気のイメージあったから意外だよね」

「甘いぞ音也。誰のものにもならないとか言って人気者を気取ってたけど、それが仇になったんだよ。誰のものにもならない=君達に望みはないってことだろ?」

「そっか!翔あったまいい!」


皆の台詞にレンはどんどん涙ぐむ
林檎が止めようとするがヒートアップした彼等を止めるのは至難のわざだ

見ていて可哀想になってくる


「ワタシもそれに入ってました。皆サンに愛されてワタシ幸せデス」

「隠しキャラのコイツも入ってるのにな……」

「うん、レンごめんね」

「謝らないでくれ余計に惨めになる」


最早イジメだ


「もう!皆さんレンくんをイジメちゃダメですよー」

「シノミー!!」

「商品が一番売れ残るうえ人気もランク外、実際は全然人気ないなんて事実を直接レンくんに言うなんて酷いですよ!」

「「「「え、」」」」

「女の子達からは『遊びだと一緒にいて楽しそうだけど本命って考えるとないよねー』とか言われちゃう寂しい人間なんです!だからこれ以上は可哀想だから止めてあげて下さい!」

「あ、あの那月くん」

「なんですかー?リンちゃん」


にっこりと悪気のない笑顔で林檎を見る那月
そんな純粋な那月に林檎は怒れなかった


「那月が一番酷ぇだろ」

「だね」

「四ノ宮は優しいな」

「えぇ、ついったーに#ランキング/に入れなか/った神宮/寺を慰/める会なんてあるにも関わらず林檎さんにも慰めて貰っていた欄外寺レンを更に慰めて差し上げるなんて」

「ど、どうせ俺は人気ないランク外さ!!!!」

「あああレンくん待ってええええ!!」


泣きながら走り去るレンを引き止めようとするが失敗に終わる


真斗とトキヤはそれを満足気に見やり、音也と翔は流石に言い過ぎたかと反省するがいい薬になっただろうと笑い合い、那月は固まった林檎を可愛いと見つめている、何とも言えない空間は龍也が来るまで続いたのだった



―――――
まさか過ぎて大爆笑しました管理人ですww
すみません!レンをこんな扱いして……愛あるイジリなんで多目に見てやって下さい(;;)

いやー…本当に吃驚でしたね!^q^ww
あ、因みに那月が言ってた女の子の台詞は私の友人が言ったものです

でもランク外なのは本当に意外だと思った!
レンって人気ありそうなのにね!なんでだろうってよく友人と話します

本当になんでだろう…?


えっと最後に。
レンファンの皆様、本当にすみませんでしたああああああ!!!!!!(土下座)


◇◆2011.12.31