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「ダメ、せりっ」

芹「大丈夫ですよ、ダリアさん…僕に任せて下さい」

「おい、」

芹「ふふ、ダリアさん、可愛い」








葵「おい、これどういう事態…?」

敦「俺が知るか!」

侘「ダリアが、芹と、」

葵&敦「「それ以上言うな!」」

侘「わ、悪い」

藤「いやー、だけどタイミングが悪い時に来たな」


彼らは今、ダリアの部屋の前にいた
学園が休み故にダリアに会えないなんて耐えれるか、と皆同じ考えらしい
だがダリアの部屋に来たのはいいけれど中から聞こえる会話に入れずにいると一人、また一人とデート倶楽部の面々が集まって来たのだ


葵「いーや、タイミングは悪かねぇーよ」

侘「え、どうしてだ?」

敦「最悪のタイミングだろう」


敦盛が呆れた顔で葵を見やる


葵「だからお前らバカなんだよ」

藤「いや、葵に言われたくないけどね」

葵「うっせ!エロ教師」

侘「まぁまぁ!それでなんでタイミングが悪くないんだ?」

葵「あ?んなの邪魔出来るからに決まってんだろ」

「「「…………」」」

葵「んだよ」

侘「いや、凄くまともな意見だと思って」

敦「確かに、逆に何故俺達は思い付かなかった…っ」

藤「動揺してたんだし仕方ないだろ」


4人が顔を見合わせる、とその時



「ダメだっ、そんな、入らない」

芹「大丈夫です…ダリアさんになら入りますよ」

「止め、っ」

芹「本当に、可愛いお人だ」

「う、ぁ」


葵達の何かが、キレた


―――バンッ


葵「おい!クソちび」

敦「貴様、抜け駆けとは卑怯だぞ!」

侘「ダリアに触るな!」

藤「ちょーっと今回ばかりは俺も許せないな」


大きな音を立てながら部屋の中に押し入る
と、4人が目にしたのは


芹「貴方達は何を勘違いしてるんでしょうね」

「な、勝手に入ってくるな!」


芹のだと思われるうさ耳のついたふわふわしている服を着ているダリアと他にも幾つか服を持っている芹


芹「やっぱり少し小さいですか?」

「だから、入らないと言っただろう」

芹「えー、僕にはピッタリに見えますよ」

「はぁー」


ふるふる、葵と敦盛が震える


「そういえばお前達はどうしたんだ?」

葵&敦「「紛らわしいことすんな!!!」」

侘「良かった、本当に良かった!だよなー、まさかダリアと芹が、な」

藤「はぁー…いや、本当に良かったよ。けど紛らわしい事は止めてほしい、かな」

芹「全く、バカばかりですね」

「、?」

芹「あぁ、ダリアさんは気にしなくて良いですよ」


その日、ダリアの部屋には脱力しきった4人がいた





芹「まっ、僕はわざとですけどね」













おまけ


雪「良かったー!どうやって芹くんに罰を与えようか本気で悩んじゃったじゃん」

蘇「私も彼女にいいお仕置きを考えたんだがな」

雪「ダメだよー。ダリアちゃんにお仕置きだなんて」

蓮「八重原は女子だ、止めておけ」

蘇「ふんっ」

蓮「それより雪柳」

雪「なーに?」

蓮「お前、八重原の部屋に盗聴器を付けているのか」

雪「…………ニコッ」

蓮「……………」

雪「でもダリアちゃんのうさ耳姿見たかったなー」

蓮「話を逸らすな!」

蘇「彼女は猫耳の方が似合いそうだが?それにそちらの方が調教のしがいもある」

雪「だから大和くん!ダリアちゃんに酷い事はダメだからね!」

蓮「お前達……っ」


おわっとけ





―――――
まぁこんな落ちだよね
おまけで教師陣をちょこっと

流石雪柳せんせい
抜かりないぜ\(^o^)/

本当、俺得な小説ですみません……。

◇◆2011.10.01
◆◇2011.10.02 移動


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