MEMO

黒子小話

アニメ黒子のバスケのエンディングで繋がっているエンドロール画像に白雪ちゃんを投入した小話

相変わらずgdgdです(;;)


待ち合わせは日+リコ+月と


「もう!鉄平は何してるの!」

「ったくアイツは…!遅刻なんて嘗めてんのか!」


リコと日向が眉を顰めながら腕時計や携帯を頻りに見ている
その後ろでは伊月と白雪が隣に座りあい一つのノートを眺めていた。小さなノートだからか二人の顔はすごく近寄っている


「このダジャレとかナイスじゃナイッスか?!」

「ふ、ふふ。そうですね。こんなにいっぱいダジャレが思い付くなんて伊月先輩すごいです!」

「へへ、白雪ちゃんにそう言って貰えるのが、一番嬉しいな」


照れたように頬を染めてはにかむ伊月に白雪も淡く笑い返す


「ってちょっと!何少し目を離した隙にいい感じになってるのよ!」

「ッテメ、伊月!!顔近付け過ぎだろ!離れろよ!」

「えー…いいところだったのに」


唇を尖らせ「ねー!」と白雪の頭に自分の頭をコツンとぶつける伊月にリコと日向は青筋を浮かべる


「「(コイツ……ッ!!)」」


その時、四人の間にピリリッと着信音が鳴り響く
リコ、日向、伊月と木吉からだと思い携帯を確認するが着信を知らせる表示はされていなかった


「木吉先輩、寝坊みたいです」

「「「……………」」」


三人は顔を引き攣らせ、思った
ちゃっかり白雪(ちゃん)に連絡してんじゃねぇよ、天然ボケ男が……!


「じゃあ私木吉先輩を迎えに行って来ますので三人は先に行っていて下さい(リコ→日←月の邪魔は出来ません!ああ早く木吉先輩も来て下さい!四角関係が見たい!この四人はどの組み合わせでもおいしいから困っちゃいます…!)」

「え、じゃあ私達も一緒に」

「白雪は方向音痴だろうが。一緒に行くぞダアホ」

「大丈夫ですよ。木吉先輩のお家にはよくお邪魔させて頂いてますから(この三人も見ていたいけどお邪魔虫は退散して木吉先輩を連れて来ます…私の萌えの為にも早く!)」


「いくら方向音痴でも迷いません」なんて可憐に笑う白雪に三人は今度こそ固まる。迷わない程そんなに木吉の家に行っているなんて、思いもしなかった


「そうだ。木吉はそういう男だ。ボケてると思ったら一人だけいい思いして抜け駆けしてて……」

「ふ、ふふふ……次の練習メニュー、鉄平は何倍にしようかしら」

「今度俺も白雪ちゃんを家に誘うか……」


白雪は三人の思いなんて露知らず、既に駆け出していた





木吉宅に到着


―――ピンポーーン


「あれ、白雪?」

「はい。お迎えに来ちゃいました」

「そうか!サンキュ。白雪の私服姿すごく可愛いな」

「私服の木吉先輩も、すごくカッコいいですよ」



二人の間にはほわほわふわふわとお花が咲いていると思います




木吉とストバスに向かっている最中、青峰が合流


「青峰くん!」

「んあ?、白雪」

「お、青峰も遅刻か?よし!青峰も一緒に行こうぜ」

「は、(誰だコイツ。てか馴れ馴れしく白雪と手繋いでんじゃ)」

「(ギュッ)行こう?青峰くん」

「………おう」


白雪の右手を木吉の大きな左手が包み込み、逆の左手は青峰の浅黒い右手が包み込んでいる


真ん中で白雪は綺麗に微笑んだ


「(今日は色んな高校が集まるから色んなCPを見れる!今も木吉先輩と青峰くんって…、……全然イケる!!)」


そんなこんなで分かれ道に差し掛かった時


「俺はこっちだと思うな」

「私もです。きっとこっちですよね」

「白雪もそう思うか?ならこっちに」

「待てよ!どう考えてもこっちだろ?!」

「ん?そうなのか?」

「わ、わかりません」

「お前ら分からないのにそっちに行こうとしてたのかよ?!」

「道は繋がってるんだ。きっと辿り着くさ」

「ほら、青峰くん行こ」

「だからそっちじゃねえーーーーーー!!!!」





「あ、木吉先輩。あっちにたい焼き屋さんがありますよ」

「旨そうだな!行くか!」

「はい!」

「はい、じゃねえよ!さっさとストバスに行くんだろうが!」

「大丈夫だ」

「あ?」

「ストバスは逃げないさ!」

「(うっぜーーーー!!なにこの天然コンビ!白雪だけならまだしも、コイツがプラスされると……)」


「木吉先輩、美味しいですね」

「そうだな!」


「(めんどくささ最強のコンビになりやがる……!!)」



惚れた贔屓目から白雪ちゃんの天然は可愛いで済まします





ストバスに到着



「ちょっと鉄平!遅いわよ!」

「悪いな、リコ」

「もー青峰くんまた遅刻?!信じらんない!」

「……………あぁ」

「って青峰くん、なんでそんなに疲れてるの?」

「いや、天然が二人ってさ…………最強だな」

「???」



ストバスに辿り着くまでに天然コンビに振り回される青峰
割りと面倒見いいからついつい二人のボケに全力でツッコミを入れつつ自分がしっかりしなければと、やっとの思いで辿り着いた頃には当然疲弊しきっている





ストバスチーム分け



「緑間っちーーーー!!!お願いっスから交換してよ!俺、黒子っちと一緒がいいんス!」

「ええい!鬱陶しい!離れろ、黄瀬!」

「交換してくれるまで離さないっス!!」

「!………仕方ない。そこまで言うのなら交換してやらんこともないのだよ」

「本当っスか?!ありがとう!緑間っち!」

「その代わり、後でやっぱり返して欲しいだのと言うなよ」

「勿論っスよ!俺は黒子っちと組みたいんスから」

「その言葉を聞いて安心したのだよ」


「(あああ初っぱなから黄→黒をごちそうさまあああ!!!やっぱり黄瀬くんは黒子くんが大好きで大好きで仕方ないんだね!もーーー可愛い!!無関心そうな黒子くんがなお素敵!一見冷たそうにも見えるけど実はそれはある種の特別扱い、だったりなんかしたら私はもう………興奮しちゃいます)」



気になるあの子の色は?



「そういえば白雪っちは何色だったんスか?(今日の緑間っちの運はいいみたいだし、元々これは緑間っちのだからきっと白雪っちも緑っスよね)」

「私は赤だよ」

「へ、」

「白雪、一緒になったのだよ」

「ええええええ!!ちょ、もしかして緑間っち、」

「ああ。さっき白雪が持っている色が見えたのだよ」

「なんで教えてくれなかったんスか!!」

「バカめ。誰が教えるか。それに今日の蟹座は双子座の我が儘を一つ聞くと勝利の女神が微笑むと出ている。人事を尽くしたまでだ」

「ううう、やっぱり交換はなしには、」

「最初に後で返して欲しいなどと言うなと言った筈なのだよ」



どうしたって"赤"を引き寄せる白雪ちゃん





取り敢えずここまで
最後までお付き合いありがとうございました
2012/09/16 15:01

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -