続いて髪の着色です。髪もなるべく広い面積を一度で塗らないで、一本一本描き込むようなイメージで細かいパーツに区切って塗っていきます。


まずは羅綺から。白銀の髪を表現する為、W系とB系、BG系を組み合わせて塗っていきます。

毛先にB00を塗ります。筆圧を利用して、毛先から上手く力を抜きつつ塗っていきます(紙は上下逆さまにします)。その上にW3を重ねます。なるべく毛先の方だけを塗るようにします。今度はB00とW3を馴染ませるように、W1W0の順で重ねていきます。更にW3で髪の筋を入れて流れを出します。

これを繰り返して毛先に全て色を入れたら、毛先からトップに向かってBG000を塗ります。
これで羅綺の髪は終了です。
髪のハイライトや白さを強調する為に、羅綺の場合はトップは紙の白を残します。



純の髪の着色に入ります。黒など色の濃い髪を着色する時は、なるべく重くならないように注意して塗っていきます。

あらかじめG20でハイライトを指定しておきます。

T8でハイライトを残して塗ります(この時も紙は回して上下逆さまにします)。その後T3T1と重ねてハイライトに向かってグラデーションにしていきます。髪の筋をT6N10で入れて、髪の毛の流れを出します。
面積が狭いところはこんな感じで塗ります。

次はトップの部分など面積が広い部分です。今度は薄い色T3をハイライトを残して塗ります。その後T6T8と重ねていきます。ムラが出たり、上手くグラデーションにならない時は上からT1を重ねたりして目立たなくさせます。

髪の毛を全て塗り終わったら、毛先に手を加えていきます。黒髪は毛先がこんな感じで重くなりがちなので、マルチライナーの黒(0.5)で毛先などを描き込んで髪に動きを出します。


ブラシのニブは力の入れ具合で線の太さも変わるので、筆圧を上手く利用してサラサラした髪の質感が出せるように気をつけています。

同系色だけで塗るのも好きですが、羅綺の髪のように全く違う色を組み合わせて塗るのも深みが出て良いかなと思います。



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