二人で TOR/マオ/甘

*注意*
軽くノマカプ要素が含まれています。
苦手な人はくるっと(^-^;


マオ視点です↓











ヴェイグ達との旅が終わって10年が経った

ヴェイグとクレアさんはスールズで幸せそうに暮らしている


ティトレイは未だにペトナジャンカでヒルダに猛アタック中


アニーとユージーンはバルカで自分の仕事で忙しそう



そしてボクは………
聖獣がいなくなって急激に身長が伸びはじめ、今ではナマエとならぶとその差は誰がどう見ても歴然だった

ボク達ももう23才
立派な大人

ナマエとはいつも二人三脚で生きてきた


今日はナマエに人生二度目の告白をする――――


ナマエと一緒にいるときが何よりボクにとって一番の幸せだよ

でも、君を抱き締めると
小さくて今にも壊れそうで…
いつかボクの手から滑り落ちてしまいそうで…

ナマエがいなくなったら?
そんな考えをするだけで夜も眠れなくなる


『マオ―――――っ!!!』


彼女がボクを呼んでいる

ボクがここに来るように誘ったから当たり前なんだけど…

「ナマエっ!!」


ボクは彼女を抱き締めた
やっぱり彼女は小さくて…




「ボク、今日キミに話があるんだ」

『ん、何?』










ボクはナマエを連れて
とあるカフェに来た


『話って何?マオ』


「実はね…
ボクの名前の事なんだけど」

『名前?
もしかして
[オルセルグ]の方の?』

「まぁ、そんな感じかな?」

『質問に質問で返すのは感心せんなっ』

「こんなときまでユージーンの真似してるし」


僕たちは思わず笑みが溢れた



『ゴメンゴメンっ
話が逸れた』

「そうそう
オルセルグの話なんだけど…
ボク、[マオ]って名前も大事だけど[オルセルグ]って言う名前も大事にしたいんだ。
息子としてお母さんに貰った唯一のものだしね…」

『そうだね
でもそしたら…?』

「[マオ]も残して[オルセルグ]も残す…
ボクって苗字がないでしょ?
だからオルセルグは…苗字にしようと思うんだけど…どうかな?」

『すっごくいい考えだと思う!!』

良かった…
ナマエが賛成しなかったらどうしようって正直不安だった



「ありがとう」

『フフッ』
ナマエはいつも通りフワフワと微笑んでいる

「本当に重要なのはここからなんだ」

『え?』

「ナマエも………
オルセルグの名前を貰ってくれないかな…?」

『…………それって…?』



「ボクと結婚してください」

ボクは
頭を下げポケットに隠しておいたダイヤの付いた指輪をナマエに差し出した

手が震えてるんじゃないかと
変な心配もした

ナマエの顔を見ると一粒の雫が頬を伝っていた

『う……れしい…!
でも私なんかで……?』

「10年も一緒に歩いてきたんだ。もうキミ以外にありえないよ」

この言葉を聞き遂にナマエは号泣してしまった


『ありがとう…マオ…っ!!
嬉しい…ホントに嬉しい!!』


泣いているナマエがとても綺麗で人前だけど抱き締めてしまった

意外にもカフェに来ていた
客達はボクたちを祝ってくれた
周りはもう歓声歓声歓声…

ありがとう、見ず知らずのボクたちを祝ってくれて…

絶対ナマエを幸せにしてみせる。

『これからも二人で支え合って行こうね』

「当たり前だよ、ボクがキミを絶対に幸せにする。どんなものからも守ってみせる。
愛してる…」


ボクはナマエにキスをした






fin.




















うはっ///
駄文www
しかも短編二作目でまさかの結婚ネタww
すみませんでしたm(__)m

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