白い夜 TOX/ジュード/甘

とても寒い朝だった。
それこそ雪が降りそうなくらい。
吐く息は真っ白で寒さで手が凍りついてしまいそう。
「ナマエーっ!」
誰かが私の名を呼ぶ。
その声ですぐに誰かが分かる。
「ジュード、おはよう」
私は微笑し、ジュードを迎える。
「うん、おはようナマエ」
ジュードは私に笑いかけると私の隣に並ぶ。
「今日凄く寒いよねー、雪でも降るのかなー?」
今日はクリスマスだから雪が降るといいが。
降ればホワイトクリスマスだ。
「降るといいよね、雪」
寒さからか口数が減る。
私はただ手に息を当てていた。
それを見て何を思ったのか知らないが私の前に立つ。
不意に私の手をジュードは包み込んだ。
「こうすれば暖かいでしょう?」
ジュードの手は想像以上に暖かく、大きかった。
「あったかい…」
なんだかくすぐったい気持ちになり目を閉じる。
この時間がいつまでも続けば良いのに。
包み込まれるようなこの時間が。

「雪、降るよね…絶対…」

二人ここでまた眺めるの。

暖かく手を繋いで。




クリスマスの日常的なポカポカな小説が書きたかっただけですが面白く書けていましたでしょうか。
クリスマスと言う事でホワイトクリスマスになると良いですね(^-^)
メリークリスマス(^з^)-☆

闇憂
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