イルミネーションロード TOA/ルーク/甘

とある宿屋にて―――

「ルークとティアって仲がいいですわよね♪」

「でもでも、アニスちゃんはナマエとガイも捨てがたいと思いまぁす♪」

「「「『ブッ!』」」」

「おいおいアニス、俺とナマエは幼馴染みなだけだぜ?///」

『そ、そうだよ//』

なんだよ、二人して赤くなって――
おもしろくねぇ。

「私もルークとは兄との関係位だわ///」

ティアも赤くなってやがる


それは置いといてナマエとガイが仲がいいことは俺も認めたくねぇけど否定出来なかった

バチカルの屋敷でも使用人の二人はいつも一緒にいた

幼馴染みってそんなに仲良くなるもんなのか


「おや、ルークだけは無反応なんですねぇ」

考え事をしてたらジェイドが俺に話し掛けてきた

「いやぁ、ナマエとガイの仲の良さは誰も否定できないですねぇ!」

ジェイドはニヤニヤしながら俺の方を向きそう言ってきた


「だぁぁー!!うぜぇ!!」




俺は宿屋を飛び出した


「かっこわりぃなぁ…俺…」

辺りはクリスマスが近いからか、イルミネーションが星よりも輝いている
そしてそのイルミネーションにつられカップルも多数だった

さて…このあと独りで虚しく何をしようか―――


『ルークっっ!!!!!!』

「ナマエ!?お前…何でいるんだよ!?」

『ルークを探しに来たの!!
いきなり宿屋飛び出さないで!!心配したんだから…
あっ………』

ナマエが…俺を探してくれてたのか…?

「わりぃ……
…………なんだよ?」

「ごめん。私迎えに来なきゃよかった……
ティアがいいよね…
じゃあねルークまた後で宿屋で」

「待てよ」

俺は無意識にナマエの腕を掴んでいた

『うわっ』

「お前まで言うのかよ…俺が好きなのはティアじゃねぇっつーの」

『じゃあ…誰?』

「…………っ////」

『顔赤くしちゃって!!やっぱりティアなんじゃな「ナマエだっ!!!!」

やべ……
言っちまった…
俺の初恋はここで終わるのか
このカップルで溢れるイルミネーションの装飾のなかで。

『ぇ…………?』

「そ、それだけだっ!じゃあな!」

『ま、待って!まだ私返事言ってない!!!
わ…たしもルークのこと、ずっと前から好きだった!!』

今…おまえ…何て言った…?

「………ガイじゃねぇのか?」

『だーかーら、ガイはただの幼馴染み!!親友みたいなものだよ!』

「っ///」

安堵と喜びが同時に俺の胸に溢れた
そして思わず抱きついた

『ぅぁっ///』

「俺も…ずっと…ガキの頃からお前が好きだった!!!」








そのあと俺たちは二人で宿屋へのイルミネーションロードを歩いた
周りから見れば俺たちも恋人同士に見えるんだ
そう思うと心臓が高鳴った




おわり











ちょっとしたクリスマスネタw
相変わらずテキトで申し訳ないorz

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