三角形 TOX/ジュード/甘?

ある日の事だった。
それは当たり障りのない普通の筈の日
「よっ!ナマエどっか行かねぇ?」
肩を叩き、腕を掛けてきた。
「アルヴィン…白昼堂々ナンパとかいい度胸してるね…」
アルヴィンには悪いが今日はジュードとの約束がある。
「いいじゃねーのーたまにはー、な?」
なんだか今日はしつこい。
「残念だけど今日はジュードと約束があるの」
また今度ね、とはぐらかした。
「つれないなぁ、ま、俺なんかよりジュード君みたいな優等生の方がいいよなー」
いじけた表情のアルヴィンは肩をすくめた。
「ナマエ?…とアルヴィン、どうしたの?」
唐突にジュードが来た。
「おっと…優等生のご登場か…ナマエを誘うなんて珍しいなぁ、色男君?」
私に掛けていた腕をどけて、ジュードに歩み寄った。
「べ、別にそんなつもりじゃ……買い物に付き合ってもらうだけだよ…」
アルヴィンから冷やかされたジュードは顔を赤らめ、俯いた。
「それなら別にレイアやエリーゼ姫、ミラ様だっているだろ?」
ニヤニヤしながら私の肩に腕をまた掛けてきた。
「っ!…そっそれは…」
ますます赤くなるのが目に見えてわかる。
見ていて可哀想になってきたため、助け舟を出すことにした。
「もう!そういうこと言わないの!ジュードが困ってるじゃない!」
軽くアルヴィンを睨み少し大きな声をだす。
「ほー?おたくら…そういう関係なの」
アルヴィンは私の言葉を別の意味で受け取ったらしく誤解されてしまった。
「「違うよ!」」
私とジュードの声がハモった。
なんだか嬉しいような、悲しいような…。
だけど特別そういう関係では無いし事実だ。
「ふーん…じゃあ、こんな事しても良いわけだ」
不意に私の顎を掴み、上を向かせた。
「なっ…っ!」
ゆっくりとアルヴィンの顔が近付いて来るのが見える。
「ジュード……」
横目でジュードを見る。
潤んでいるのか視界がぼやける。
仲間に武器を向けたくはないが仕方ない。
隠していたナイフをこっそり出す。
ジュードが腕を掴むのと同時にナイフをアルヴィンの首に向けた。
「おっと…おいおい、おたくら…そんな凶悪な顔すんなって…こんなのただの冗談だろ?」
片手を挙げて肩をすくめた。
「冗談も度が過ぎると」
「痛い目見るわよ」
私とジュードは息ぴったりにアルヴィンに言った。
「いこう、ジュード」
アルヴィンに付き合っているときりがないと思った私は足早に歩き出す。
「あ…待って!」
ジュードも後に続く。
「あーあ、俺も案外マジだったんだけどな…」
一人残されたアルヴィンは独り言のように呟いた。



その後一週間以上もナマエに口をきいてもらえなくなるのをアルヴィンは知らない。







はじめての三角関係書いてみましたー(駄作orz
今回はジュードとアルヴィンにしてみましたよ(*´∀`)
最近あまり書けなくてすみませんm(_ _)m
少しスランプってます(^_^;)
頑張ってエクシリア共に書きます(多分←ぇ?
こんな調子ですが頑張っていきますので見てくれる方々、生暖かい目で応援してやって下さい(^-^)
Thank you☆彡

闇憂
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