守りたい物 TOG/アスベル/切

「ねぇ?ヒューバート?」
私はヒューバートに声を掛けた。
アスベルについて知りたい事があったからだ。
勿論、私だって幼なじみだから知らない事は無くは無いとは思うけどつい聞きたくなってしまう。
「?…何ですか?ナマエ」
ヒューバートはいつもの調子で反応する。
昔はなかなかヘタレな子だったのに。
我ながら可愛げが無いと思ってしまっているのが驚きだ。
「その…さ、アスベルにとって大切な物って、何だと思う…?」
何故ヒューバートにこんな事を聞いているのだろう。
そんな事、本人に聞けば良いことなんだろうに。
本当は何だか分かっているような気はしていた。
…けど知りたい。
「…っ…それは兄さんの守りたいと思う物だと思いますよ」
答えてくれたヒューバートの顔が一瞬悲しい顔をしたのが見えた気がした。
「…そうだよね…ごめん!ヒューバート!変な質問して…ありがとね!それじゃ!」
私は急いでアスベルの元へ行くことにしたー。
その時、ヒューバートが何か言っていた気がした。


オマケ
ヒューバート目線
ナマエが僕の答えを聞くとなんだか複雑そうな笑みを浮かべ走って行ってしまった。
これでいいんだ。
自分の出る幕など無いのだから。
「それでいいんです、ナマエ」
「そんなので本当に良かったの?ヒューバート」
近くに居たのかシェリアが来た。
「それでいいんです、これで…それで、僕は幸せなんですから」
それを聞いたシェリアは呆れたように苦笑して、
「アスベルは愛されてるわね…全く…」
守りたい物はすぐ目の前にあるのだからー。




変ですねー(*´▽`*)
主人公はアスベル達の幼なじみ設定です(^^)
ヒューバートは主人公にシェリアはアスベルに惚れてる設定です…
見送るヒューバートが上手く行かなかった気がします(´・ω・`)
上手くいけばまた出しますm(_ _)m
Thank you☆彡

闇憂
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