存在理由-2 TOA/シンク/切甘

『ルーク、他6人確認。
シンク、』

「突っ込むよ」

『え、いきなり!?』


シンクは疾風の如くルーク達のところへ走っていた
私もそれを追う








「うおっ!?なんだよ!?」

「はぅあ!!なんでシンクがここに!?」

ルークとアニスが言う

「悪いけど、ここは通さないよ!!」
シンクが吐き捨てるように言った

なんだろう…気のせいかな、
今日のシンクは殺意を秘めているというか…
いつもより、怖い

「ステラもいるのか」

ガイがシンクに向かって言った
レプリカナマエは黙ってシンクを見ている


「ステラには手をださせないよ!!」

シンク…

これから戦いだと言うのに
不覚にも心臓が高鳴ってしまった



そして戦いが始まった

シンクはルークの方へ向かった
私もシンク同様に
体術と術を使って戦う

私はジェイド大佐の方へ向かった
この人に術を出されたら厄介だから

そしてジェイド大佐を苦労の末にダウンさせ
ティアさんの方へ向かおうとしたが、シンクがティアの術にずっと当たっていたようで傷が至るところにあったためシンクに回復術をかけてからティアの詠唱中を見計らって腹にキックを繰り出した

「かはっ!!………
ごめんなさ…い…。」

ティアが倒れた

ナタリアとアニスはシンクがすでに倒したようだ

残るはルークとガイとレプリカの私…

私が戦いたくなかった人が残ってしまった



―――――私が隙をみせたその時…ガイの剣が振り上げられそのまま私の仮面へ

同時に私の仮面は地面に落ちた


『はっ…!!』

ガイは私の顔を見て驚いた

当たり前だ。いつも一緒に旅をしている仲間と同じ顔なのだから

「ナマエ…なのか!?」

『今私はステラだよ…ナマエは…いつもガイの横にいるでしょ?』

ガイに問われ私がだした答えはこれ

そう、これが事実なんだ


「ナマエっ!?!?」

ルークが…私を呼んでいる
今私はステラだ
なんて自分で言ったくせに[ナマエ]という単語に反応してしまう


ルークが私に駆け寄ろうとしたときだ
シンクがルークにこれ以上はないというほど強い蹴りをルークの腹へくらわせた

「ぐはっ!?!?…」

「ルークっ!?」

ガイがルークの元へ駆け寄った

そして入れ替わるようにシンクが私の元へ来た

『シンク強かったね今の蹴り…』


「ぼくは…やっと見つけた生きる意味を手放すわけにはいかないんだっ!!!!!」

そう怒鳴るとルークを仮面の下から思いきりルークを睨み付けた

『シンク…?』


「ナマエは…ぼくの恋人だ。あんたには渡さないよ!!」

ルークにとどめを刺すためにシンクは再び走った

「俺だってナマエが好きだ!!」


え…ルーク今なんて…?


ルークとシンクの闘いが始まった

私はただ呆然とみていることしか出来なかった





結果は…
シンクの方が実力が上だった
シンクが勝った

「ナマエ…好きだよ…
今の僕は空っぽじゃない
ナマエを幸せにすることが僕の存在する理由だから、」

『私も…私もシンクが好き!!シンクっ』

私は思わずシンクに抱きついてしまった。

「どこにも行かないでよ」

『うん…!!!!』




存在理由は―――


君を幸せにするため















なんかシンクじゃないよぁぁ((T_T))
ほんとごめんなさいorz


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