女子会 TOX/ジュード?/照

それはある時、ドロッセルの家での事。

「ナマエ!お茶会しない?ミラとエリーゼとドロッセルも呼んだんだけど…」
元気な声で思いっきり扉を開けて言ってきたのはレイアだった。
「え?でもまだジュード達が帰って来てないじゃない?」
そうだ、ジュード達男性陣は食料や備品を買いに出ていたのだ。
「いーーの!女子会するんだからジュード達はいらないの!」
ふてくされた顔をしたレイアは”女子会”の単語を口にした。
「え?女子会?」
女子会といえば女の子が集まってお茶会的状態の中でわいわい恋バナなんかをむさぼるっていうようなものだった気がするけど…!!恋バナ?!えええっ!
「さっ!行こう♪皆待ってるよ♪」
引きずられるようにして連れて行かれる。
「え?え?は、話が読めないよ??なんで私まで?」
思考回路がモロに停止して頭がパンクしそうだ。
「もちろん!ジュードとの恋バナのためだよ♪」
やっぱりか?!恥ずかしい!
足をばたつかせるものの特に意味が無かった。
「さあ皆!ナマエ呼んできたよ!」
嗚呼もう駄目だ…。
来てしまった…。
もう餌決定なのか…?
恥ずかしいって!

女子会が始まって十分位経っただろうか。
目の前では女性陣がわいわい話していた。
「ねぇところでナマエ、ジュードとはどうなの?」
不意にドロッセルが尋ねてくる。
「ひぇっ?!あうあっえっ?!」
突然の不意打ちにまたも頭がパンクしそうだ。
きっと今滅茶苦茶顔が赤いと思う。
「あ…えっと…その…うーっ」
やっぱり恥ずかしい!
その時だった。
何やら騒がしくなった。
え?騒がしい?
えええっ!
まさか…
「あれ?皆、何してるの?」
やっぱりだ!ジュードだ!!
「おっ?まさか女子会か?」
アルヴィンの声も!
「おや、女子会とは青春ですね」
ローエンまで!
恥ずかしい。
こんな顔で皆を見れない!
「それがねナマエの…」
わああっ言わないで!
「言っちゃ駄目!」
嗚呼恥ずかしい恥ずかしい!
もう無理!
居たたまれない!
「もう無理ーっ」
気付いたら走っていた。
「あら…言い過ぎちゃったわね…」
ドロッセルの困った声が聞こえた―。








照れまくりの主人公でしたね(^^;)
三作品目でまだまだですね…(ToT)
これからも頑張っていきますので生暖かい目で見守ってやって下さい(^^)

闇憂
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