「寒い」

久しぶりに大吾と夜のデートの約束をして、ウキウキで時間前に昭和通りに到着したが、今日に限って凄く寒かった。

「(はぁ〜……早く来ないかな)」

冷え性には辛く、足も手も冷えていく。
しかもマフラーを忘れ、我慢して大吾を待っていると、一台の黒の車が止まり、大吾が降りてきた。

「悪い!遅れた!」

「大吾さん」

「すまない……寒かっただろう」

大吾は、小刻みに震えてるのを気がつき、自分のマフラーをとって巻いてあげる。

「!?大吾さん寒くないんですか?」

「平気だ。行こうか」

大吾の香りと優しさに、グッと体温が上がり、寒さを忘れ楽しいデートをしましたとさ。

マフラー

神室町の氷の道を大吾と歩いていると、つるっ!と足が滑ってバランスをくずして派手に転んだ。

「痛!」

「名無し!大丈夫か!」

運悪く。名無しのスカートの中身がもろ見えてしまっているのだ。
それに気づいた大吾は、素早く名無しを起こした。

「恥ずかしいよ……」

涙目になってる名無しだったが、スカートの中身
の件は墓場まで持っていこうと思う大吾でした。
転んだら

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