03/17
[勇者大吾クエスト]

王様の命令で姫を助ける為、旅に出た勇者大吾。
数々の困難にも負けず、途中に出会った仲間にも助けられ、ついに魔王の城に着いた!
敵を倒しながら進むと、ついに魔王の所にたどり着く。激闘の末倒す事が出来た勇者大吾!
姫がいる牢屋を開けると!
「ん?やっと来たんかい」
胡坐をかくゴロ美姫がいた。
「あなたが……姫??」
「そやで?助けに来たんか?」
「あっ、は、はい。勇者なので……」
「そうなんか!ゴロ美待っててたで。さぁ〜お姫様抱っこでお城に連れていって〜」
「えっ……」
「なんやそない嫌なそうな顔して」
「(抱っこできるか?)いえ!けしてそんな事は!!」
「早くしいや」
なんとかお姫様抱っこをして、途中戦闘に参加していたけど、なんとか城に着いた。
「おー!ゴロ美よ!心配しとったぞ」
「オトン勇者のお陰で戻ったで!」
「勇者よ!ありがとう。無事にゴロ美が戻ってきてわしは嬉しいぞ!」
王様が喜んでいると、タタタと急いで走ってくる音がきこえる。
「ゴロ美お姉さま!」
「ん?おー名無し!今戻ったで」
「えっ?(妹なんていた?)」
「勇者様ありがとうございます!!」
ガバッと勇者に抱きついてきて、急な事によろけそうになるが、なんとか耐える。
「(姉があんな感じなのに、本当に姉妹?)」
ジーと見ていると、バッと離れて、顔を赤くしながら……。
「い、いきなりですみません。本当にありがとうございます勇者様!!」
ペコッと頭を下げる。
「いえ……(可愛い)」
「(なんや、勇者様名無しに惚れたな……)」
こうして、勇者大吾によって、魔王は倒され、ゴロ美姫を助け、ついでに妹に出会って、国が平和になったとさ。
11/19
[シチュー]

11月になって寒くなってきた。
温かい食べ物が美味しくなる季節でもある。
大吾さんが、今日珍しく早く帰れるらしく、私の家で一緒にご飯を食べる約束をしている。
何を作ろうか悩んでいると、テレビでシチューの宣伝をしていた。
あっ!これだ!と、ビシッとテレビを差して、シチューを作ることにした。
早速、近くのスーパーに行き材料を買う。
人参・玉ねぎ・じゃがいも・肉・シチューのルー・その他の物をカゴの中いれて、会計を済まして家に帰る。

家に着いて、材料を袋から出してから、エプロンを着て料理を開始した。
買ってきた野菜を丁寧に洗い、食べやすいサイズに切ってゆく。
肉と野菜を少し炒めて、鍋に入れて、水を加えて火が通るまで煮る。
火が通ったら、ルーをいれて、後は少し煮れば完成で、いい香りが、家の中に満たしていた。


「お疲れ様です。すぐ、ご飯準備しますね」

「楽しみだ。頼む」

台所のある鍋に再度火をつける。
その間に、軽くサラダを作り、少し沸騰したシチューをかき混ぜて、火を止めたら完成したので、皿に盛って、テーブルに持っていった。

「美味しそうだな」

「ありがとうございます」

スプーンやら箸やら用意して、食べる準備が整って、椅子に座る。

「お待たせしました。いただきましょう」

「あぁ。いただきます」

食べる度に、大吾さんが美味しいと褒めてくれて、作って良かったなと思う、笑顔が止まらなかった。
11/11
[ポッキー&プリッツゲーム]


「大吾さん。ゲームしませんか?」

手に持っていたポッキーとプリッツを大吾の前に出す。

「ん?ゲーム?」

タバコを灰皿にグシャッとつぶしてこすり、火を消して、名無しを見る。

「そうです。大吾さんは、ポッキーとプリッツどっちが食べたいですか?」

「そうだな……ポッキーかな」

「ポッキーですね。じゃあポッキーゲーム決定ですね……」

「(ポッキーゲームって……あぁ。キスしてほしいのか)」

「大吾さん?」

「悪い。説明はいい。やり方は知ってる」

「は、はい。(え〜!!し、知ってる!!)……じゃ、じゃあ始めましょうか……」

2人が向かい合って、ポッキーの両端をくわえた
。名無しが先に少し食べると、大吾も少し食べる。お互い少しずつ食べ進むと、恥ずかしくなったのか、ポッキーを口から離した瞬間、大吾が名無しの腕を掴み、大吾も口からポッキーを離して、名無しにキスをする。
キスで顔が熱くなる名無しだったが、キスつもりでゲームをしたんだからと思う名無しでした。
11/02
[四代目VS六代目]

現在二人の男に囲まれている名無し。
一人は、東城会元四代目桐生一馬。
もう一人は、現東城会六代目堂島大吾。
何故、囲まれているのかと言うと、どっちもデートに誘ってきたから。
どっちも引き下がらなくって困っている。

「大吾じゃなく、俺と行こう」

少し強く痛くない程度に桐生さんは、自分の方に寄せようとしたが、大吾さんが止める。

「ちょっと!何寄せようとしてるんですか!」

グッと抱き寄せられてしまう。

「大吾……引き下がれないのか?」

「桐生さんも同じですよ。引き下がってください」

「仕方ない……力ずくで決めるか」

「桐生さん……仕方ないですね。分かりました」

「えぇ!!何でそんな話になるの!!」

「そうゆう生き方をしてきたからな」

「意味わからん!止めてよ!3人でどっかに行けば解決でしょ!」

「そうもいかないだ。分かってくれ名無しさん。さて、桐生さん(はや脱ぎして)行きますよ!」

「(はや脱ぎ)手加減はしねぇ。死にてぇ奴だけ、かかってこい!!!」

結局二人してボロボロになり、デート話は消えたし、名無しの説教を食らう二人でした。
11/01
[朝]

カーテンを開いて、窓を開けると、冷たい空気が部屋にはいる。

「寒い」

カレンダーを見ると、今日から11月だから、寒くて当たり前だった。

「名無し…寒い」

隣で寝てた大吾さんの目が開いて、名無しを布団の中にいれてから抱きつく。

「あったけぇ……」

「おはよう大吾さん」

「おはよう。暫くこのままでいいな」

「もう!仕事遅れちゃう」

なんて言ってるのに、結局暫く離れなかった名無しでした。
10/31
[ハロウィン]

「Trick or Treat!お菓子くれないとイタズラしちゃうぞ!」

「お菓子はないですね」

「そうなの?」

「だから、イタズラですね……」

「え?(抱きしめられて)ちょ、ちょっと!大吾さん!!」

「イタズラしてください」
10/29
ーあなたがいるとー

小さい時から雷が苦手だった。
雷特有のゴロゴロと鳴る音と雷の落ちた時の地響きにも似たドカーンと鳴る音が怖くて、布団に隠れて耳を塞ぐ。
完全に音が防げる訳もなく、ピカっと光るたびに震えてしまう。
つい、彼氏の名前を呼ぶが、当然返事もない。

「怖いよ……」

この時、彼がいたら安心するのにと、もう一回名前を呼ぶと、誰かが、優しく頭を撫でてきた。

「大丈夫か?」

その声で、急いで見上げると、大好きな彼だった。

「大、大吾さん!」

理由も聞かず、胸に飛び込むと、優しく抱いてくれて、雷の音が鳴っているのに安心できた。
10/29
[ハロウィンの衣装]

「大吾さん!ハロウィンの衣装届いたよ」

「ん?あぁ…」

ガサガサと箱から衣装を取り出す。

「ジャーン!ドラキュラ衣装!着てみて」

「……本当に着るのか?」

「え?駄目?」

「……負けるな。分かった」

着替え始める大吾。

「わぁ!似合うね!」

「そ、そうか?」

「私も着てみよ〜」

脱衣場で着替え始める名無し。

「ジャーン!大吾さんと同じドラキュラだよ!」

「(似合い過ぎだろ!しかもエロい)」

「どう?大吾さん」

「よ、よく似合う……(ふぅ〜)」
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